うちの水槽はベアタンクばかりです。
水底に溜まったゴミをプロホースで吸い出します。
水槽の壁面は剃刀の刃が付いたスクレーパーを使ってコケを落としています。
このスクレーパーは優れもので壁面を一度擦っただけで頑固な緑ゴケもきれいに取れます。
ところが、水槽の角のキワキワを攻めてコケ取りをするとシリコンを削ってしまうことがあります。
先日、プロホースを使って掃除していたところ、突然水を吸わなくなりました。
プロホースの見た目は全く問題なく見えました。
それでもスコスコいうだけで水を吸ってくれません。
壊れたかなぁ、新しいの買わないとダメかなぁ、出費痛いなぁ
なんて考えていたのですが、最後にダメモトで分解清掃をしてみようと思って早速分解しました。
ホース、パイプを外し確認、特に問題なし。
スターターポンプ 問題なし。
ストレーナー 問題なし。
ストレーナー弁、だ円弁 問題な ん?
ストレーナー弁を少し持ち上げると幅1ミリ以下、長さ1.5cmくらいの透明の糸のようなものがくっついていました。
手で取り除いてよく見てみるとビヨ~ンと伸びます。
そうです、シリコンの切れ端でした。
このシリコンが原因? こんな細く短く、小さいものが??
ちょっとどころか大いに疑問でしたが、プロホースを組み立てて水を吸ってみると・・・・
グングン水を吸ってくれました。
水を吸わなくなった原因は、シリコンの切れ端が弁に引っかかったためでした。
なぜシリコンの切れ端がこんなところに挟まった?
お分かりですね、スクレーパーでコケ取りを行った時に水槽角のコケ取りを攻めすぎたため、ほんの少しシリコンを削り取ってしまったのでした。
その削り取った切れ端をプロホースが吸い込み、弁のところに引っかかったためにそこからエアーを噛んで水が吸い込めなくなっていたのです。
挟まったシリコンはほとんど透明で細く、短かったために分解前には見つけられなかった・・・。
直ってよかった。
無駄な出費が抑えられました。
スクレーパーを使うときには気を付けよう、そう思った事件でした。