うちのヌマエビはシナヌマエビ、ミナミヌマエビの2種類がいます。
いると信じたいです。
というのもミナミヌマエビとシナヌマエビは近縁種で、種間での交雑も可能と聞きます。
私の住んでいるところは、基本的にミナミヌマエビが生息していないところです。
なので、用水路、池、沼、湖等で採れた小型のエビで卵から稚エビが生まれるのはシナヌマエビということになります。
スジエビやテナガエビ、ヤマトヌマエビ、ヌカエビなどは全てプランクトン(ゾエア)で生まれ、その後にエビの形になります。
うちのミナミヌマエビは観賞魚を扱ているお店でミナミヌマエビとして購入したものです。
また、うちのシナヌマエビは近くの用水路等で採取してきたものです。
ですので別々の種と考え、水槽を分けて飼育しています。
でも、、、、
どう見ても同じ大きさ、格好なんですよね。
見た目だけでは同じ種類かどうか決められないのはわかっているつもりですが・・・・
同じなんですよ。
実体顕微鏡などで注意深く観察すれば同種かどうかわかるのかもしれませんが、そこまでするつもりはないんです。
同じか、違うかはあまり大きな意味がないと思っています。
体色の違いを確認したいのでとりあえず交雑させないために分けて飼育しているだけなのです。
私の住んでいるところでは、自然博物館があり、そこで発行している報告書に淡水エビの生息分布図が載っているのですが、私の居住地周辺に生息しているのはスジエビ、テナガエビ、ヌカエビとなっています。私はよく淡水エビの採取に行きますが、テナガエビ、スジエビはごろごろいてよく見かけるのですが、ヌカエビは見たことありません。
また、シナヌマエビは生息していないことになっているのですが、私は数十か所でシナヌマエビを採取しています。
この報告書の発行時期が1970年代で、その頃はシナヌマエビはいなかったのかもしれません。
シナヌマエビは、魚釣りの生餌として日本に入ってきたと聞いています。そしてつりが終わると余った生きているエビを持って帰るのが面倒で、釣りの現場に放流してしまったためにそこでヌマエビが繁殖した と推測されています。
外来種の定着が起こるため、こういう行為はいけないことであると感じています。
しかし、それ以上にこのような淡水エビの調査が50年以上行われず、現状の把握がされていないのはどうなのでしょうか。
もっと自然界の変遷を理解しておく必要があるのではないでしょうか。