ヤマトヌマエビ もう一つの顔 | 淡水エビ ワクワク

淡水エビ ワクワク

淡水エビが大好きです
その飼育日記です

うちにはヤマトヌマエビの水槽があります。

13Lくらいの小さな水槽です。

 

何のために作ったかというと、水草のコケを取るためです。

 

うちの水槽にはアナカリスが入っています。

というか、」アナカリスしか入っていません。

それは、私には水草をちゃんと育てられる技術と知識がないからです。

アナカリスは丈夫な植物で、屋外の水槽でも越冬でき、猛暑の夏も耐えられます。

アナカリスはそんな植物なので私のところでも枯れないで育ってくれます。

 

が、

しかし、枯れはしないのですがコケが生えてしまいます。

コケはアオミドロのようで髪の毛状に長く伸びてアナカリスにくっついて生えています。

こうやって長く伸びるコケにはミナミヌマエビは太刀打ちできず、無力です。

 

大きな水槽に10匹程度のヤマトヌマエビを入れてもこのコケは駆除できませんでした。

そこで、小さな水槽に10数匹のヤマトヌマエビを入れ、そこに6,7本のアナカリスを入れました。

すると、わずか1日で投入したアナカリスのアオミドロはきれいになくなっていました。

びっくりでした。

ここまで短期間でキレイにコケがなくなるなんて。

ヤマトヌマエビのコケ除去能力、すさまじいです。

 

 

よく駆除してくれたので、ちゃんとしたエサをあげました。

ここでヤマトヌマエビのもう一つの顔を見ました。

エサが水底に沈む前に、突進して食いつきます。食いついたと思った瞬間、シュッとすさまじいスピードでその場から立ち去ります。

そのあとをまだエサにありついていない個体が追いかけます。

うまく逃げられる場合もありますが、時には後から追いかけた個体が餌を奪い取ることもあります。

水槽内はまるで戦場のようで、床にたまっている汚れが舞い上がり、水が白く濁ります。

地上で言えば、土煙が上がり前が見えないような状態です。

 

ミナミヌマエビではここまですごいことにはなりません。

エサに群がることは頻繁に起きますが、それでもここまですさまじいことにはなりません。

エサを中心に円陣を組むような状況にはなりますが、それ以上のことは起きないんです。

 

同じ草食系のエビ(本当は雑食ですが)ですが、性格は全く違うようです。

 

ひとつ勉強になりました。