正義や正論はそんなに振りかざすものなのか?という話し。

 

今日も暑かった。最高気温37度予報が出る中、イヌの爪切りの予約があった。

私は車の運転をやめてもう10年くらい経つ。イヌを飼ってから、車の運転できなきゃダメじゃんっていうこと増えてて免許あるんだし再開しなきゃと思いつつほったらかし。

 

予約は朝9時。暑いよなー、徒歩で15分くらいの距離。ギリギリかなー。予約取り直しても結局暑いしなー。迷いに迷ってほぼ日陰で行けるコースで行ってきた。

 

なんでこんなに迷ったかって、ThreadsとかTwitterとか見てると「暑い中、イヌの散歩させてるなんて虐待だ」とか「コンビニ前で待たされているイヌに日傘をさしかけて、飼い主が出てきたら注意した」とかそんなポストが流れてくるのを見ちゃったから。確かにそれは正しい。正しいし、何も分かってないでやってる人もいるけれど、人にはどうしようもない理由っていうのもある(こともある)。行って帰ってくるまで、誰かに「こんなに暑い中イヌの散歩してるなんて」って言われたらどうしようって思ってた。

 

うちのマンションで何回も注意喚起してるのに、オリーブオイルとかごま油のビンを資源ごみに出す人がいて、管理人さんがついにブチ切れて「防犯カメラで特定します」という貼り紙を出したので、それはちょっと・・・という話しを管理人さんにして理解してもらった。

 

いやほんと、ゴミ出しマナー守れよっていう話しなのは分かる。ゴミ回収の人の事故にもつながるし、管理人さんの手間も大変。だけど防犯カメラの映像っていうのは、何か事件があって警察から依頼があったとかよっぽどのことがあった時に、理事会(防犯カメラの所有・運用者)に申し出て管理会社やそのほか第三者を交えて見るくらい厳重な運用が求められているもの。そういう規定があるし、個人情報保護の観点からも気軽に見られるものではない。

 

時々、汚部屋の片づけ業者のYouTubeを見てるんだけど、依頼人がたまに言ってるのは「ゴミ出しがちゃんと出来なくて、管理人さんがゴミ袋あけて中を確認して誰が出したか特定したりしてるので怖くて出せなくなって部屋にため始めた」っていうやつ。学齢期と思われるお子さんもいる中、ゴミを踏み固めた部屋で暮らすまでに追い詰められている。うちの子ども1も鬱モードの時はゴミ出しが出来なくて部屋の中にためて大変なことになるから、依頼人の言ってることもすごく分かる。ちゃんとゴミ出し出来るって実はスキルなんだよ。決まった時間と曜日に動けるってことだから。

 

そんなこんながあって、いやほんと、あなたの言ってることが全面的に正しいんだけれど、それを振りかざして出来てない人を責めるのは、世の中生きにくくならないかな・・・と思った。正論でぶん殴るっていうやつ。自分もやらないように気をつけなきゃ。