境界知能の子ども。

 

どこまで書いたか分からないけれど、高3になって突然「やっぱり憧れの大学に行きたい!」と受験することにして

急ピッチであれこれスタート。

塾、大学の情報集め、高校の成績・・・・

夏休みに行ったオープンキャンパスで総合型選抜(いわゆる昔のAO入試)が行けるかも!ということで

たった2週間だけ専門塾にもお世話になって、あれよあれよという間に面接と作文で勝ち取った合格。

作文力もないし字も汚いし、塾や学校の先生方の協力をあおぎつつ発狂しそうになりながら書いたエントリーシート。

 

「やりたい」っていう気持ちが大事なんだなぁと思う。

本当によく頑張った。高2の最初まで「どうせバカだから」「学校なんて行っても意味がない」とやる気のかけらもなかったのに、部活では部長を務め、他にもボランティアサークルやら、謝恩会の委員やら、卒業アルバムやらあれこれ積極的に関わって「学校楽しい。卒業するのが寂しい」と言うまでになった。学年に50人の小規模校で、のんびりした子も多くて良い学校だった。

 

今日から大学生活がスタート。入学式の前にオリエンテーション週間。

朝起きて、片道1時間ほどかけて大学へ行き、所定の手続きをしてオリエンテーションに参加し、

周りの子に声をかけて一緒に学食でランチを食べ、クラスメイトと連絡先の交換をして、なんなら帰りにショッピングして洋服も買って帰って来た。

 

感無量。

 

小学校高学年の時、1人で電車で出かけて泣きながら「ママ、ここどこだろう」って電話をかけてきた子が

1人でちゃんと大学生活をスタートさせられるんだなぁ。

 

もちろん、これからも「普通の」子よりは手伝いが必要になることもあるだろうけれども

「手伝って~」と言われた時に「はいよ!」って言えるように、頭と身体を鍛えておこう。