私は自分のことを「こういう人間です」と言うのが得意ではない。
このブログには書いてるような気もするけど、
こういう側面もある、時には違うこともある、そんないろんな面や引き出しがあるのが人間だと思うので。
なので人から「あなたって〇〇だよね」的なことを言われるのも好きではない。
というか正直、カチンと来る。
そうじゃない。決めつけないでほしい。そういう面もあるかもしれないけれど、いつもそうとは限らない。
ほんの一部しか見ないで言うな。
そんな感じ。
ダンナはこれを本当によく言う。
その度にケンカになった。10年近く別居していてもはや具体的に覚えてないんだけど。
今日、交流分析のセミナーに行って気づいた。
私は小さい頃から「頭がいい」と言われることが多かった。親にも親戚にも先生にも友だちにも言われた。
ママ友にも言われる。
そういう側面があることは否定しないけれど、私は自分で自分のことを頭がいいとは思っていない。
そして頭がいいって言って来る人は、私に何かをやらせようとしているんじゃないかという疑念もわく。
人より仕事の処理速度は早い(たぶん)。その分、人より仕事量をこなしている(かもしれない)。
あと、子育て。
日本の社会って子どもを見て「あの親はああだから子どもはこうなのね」ということを、ものすごく言う。
否定的にも肯定的にも使う。
お父さん東大だからお子さんも優秀なのねーとか。
あの人、ギャルママだから子どももやんちゃだよねーとか。
私はそれが本当に苦手で、子どももかわいそうだったと思う。
母親が頭がいいと、子どもも当然頭がいいと期待されるし、それをあからさまに言う人もいる。
「〇ちゃん、公文すごいよね。ママが某国立大卒だしねー」
言ってる人は誉め言葉のつもりなんだと思うんだけど、子ども1にも私にも辛い言葉だった。
褒めればなんでもいいってもんじゃないんだよね。
子ども2がもうすぐ高校を卒業し、大学に進学する。
お弁当作りも終わった。
子育て終了という気分。
私が伝えて来て良かったと思うことは受け継いで、嫌だったところは修正して、
あとは子どもが考えればいいことだと思う。
子どもたちは不登校になったり、発達障害だったり、境界知能だったり、とにかく悩んで
色んな人の話しを聞いて本を読んで、
子育ってなんだろう、学校ってなんだろう、教育ってなんだろうと考え続けて来た。
私は私にできるベストを尽くしたつもりだ。
もちろん完璧なわけはない。でもその時その時で考え抜いてもがいて体当たりして取り組んできたつもり。
少しずつ色んなことを手放して行きたい。