実家に行く用事があったので、自室(今は父の書斎となっている)に置きっぱなしだった
本を整理した。
段ボール14箱。15年くらい放置してて本当に申し訳ない。
私の父は1万冊を超える蔵書を抱えている。
母が、75まで働いて引退した父の本のために自分の不要な本を断捨離していると言っていたので
ならば私も協力しなければと思った。
子どもの頃、家にはゲームもなかったしテレビを見る習慣もなかった。
本だけは買ってもらえるし図書館に住んでるみたいな家なので、私も立派な活字中毒に育った。
私が父と違うのは、自分に必要最小限しか身の回りに残さないと決めていることのみ。
最近の私は、作家さんには申し訳ないけれど、本を買うことはほとんどない。
図書館で予約して読む。表紙を写真に撮る。気に入ったらFacebookにレビューを書く。
14箱を開封し、フランス語翻訳の仕事をしていた頃の本、仕事の資料、大量の辞書、大学で使った教科書、子育ての本、フランス語や英語の書籍は処分することにした。
村上春樹の本、映画やバレエのパンフレットなどなど4箱だけを自宅に持ち帰ることに。
しまいこんだらまた同じことなので、あの本たちを並べる本棚を買わないとなぁ。
あまり考えないようにしているけれど、父が亡くなったら、あの1万冊以上の本をどうしたらいいんだろう。
おそらく、ものすごく貴重な図録などもたくさんあるはず。
私はミニマリストを自称している。
貧乏海外生活を経験して、自分が本当に必要なものはスーツケース1つ分くらいだと知った。
あと大きかったのが震災。
東京だったから特に大きな被害にあったわけではないけれど、いつ何が起きるか分からないということを思い知った。
以来、パソコンのデータはまめに大容量のUSBに保管して持ち歩いている。
子どもたちの写真はフィルム時代のものをデータ化したいなと思っているところ。
ずっとやらなきゃなと思っていたことに
やろうと決めたわけでもなく、なんとなく取りかかることが出来た。
今日は色んなものごとがそういう方向に流れている1日だった。