今朝は午前中、レッスンがあったけどお休みした。

子どものAO入試の合格発表があった。

 

結果は合格をいただけた。

よかった。

 

長い学校教育の中で、他の子と同じようには勉強ができなくて勉強に対して心のシャッターを閉じていた子ども。

向き合う気も起きない。いつも適当で定期試験は赤点だらけ。

特別課題を出してもらってなんとか高2まで来た。

 

勉強はしたくないというから専門学校を中心に見学に行って、良さそうなところを見つけて

やれやれと思っていた。

なのに高3になって突然「あたしやっぱり大学に行きたい!」

 

えーーーと。評点平均が2.5しかないんですが? 

推薦も取れないし・・・一般で受けるの???

 

思い込みが激しいので、マイナスに信じ込んだらとことん拒否するが

これがポジティブ方向に出るとは思っていなかった。

しかし子どもは受験すると決めたら、毎日学校に残って図書室で勉強してくるように。

苦手な英語が定期テストで平均点を超える快挙を達成。

評点平均が2.7にあがった。

 

夏休みにオープンキャンパスに行って、憧れの大学で詳しく話しを聞くと、

AO入試なら評点平均が3.0に届いていなくても出願資格があることが判明。

過去問を見てみると・・・作文が1時間で800字。しかも自分の考えを書くのではないやつ。

 

言語野のIQが75しかない子に作文はつらい。

対策もどうしたらいいのか分からないままだったが、1か月前に専門塾を発見。

その大学に特化した授業で、コツをたくさん教えてもらった。

最初は20分で100字も書けない。小学生のような文章。ですますの文末に体言止め。

ダメなやつオンパレード。

 

それが直前の授業ではわりとまともな文章が書けるようになってきた。

本番では1時間で規定の文字数を書けたらしい。

明るくて人当りのいい子なので面接はたぶん大丈夫。作文が書けたならもしかして・・・と希望の光はあったものの

胃が痛い。

 

事前に提出するエントリーシートも1か月近くかけて

色んな先生のアドバイスをもらって書いてはダメだしで、発狂しかけるくらい書き直しをしていた。

苦手な作文も何度も練習した。

それで不合格だったら、「ほら、やっぱりバカだから何をやってもダメじゃん」に逆戻りしたらどうしようと不安だった。

「ケーキの切れない非行少年たち」が頭から離れない。

 

画面に現れた合格の文字。

努力は無駄じゃないよ。いつかどこかにちゃんと結びつくから。

だいたいIQが2~3学年遅れと言われた子ども。大学でも苦労はたくさんあるだろう。

1つずつ乗り越えて、楽しいキャンパスライフを送ってほしいな。