バイト先の学校でのこと。

 

私が担当してる子は、本は読めるんだけど図書室で本を借りたがらない。図書室に行っても見てる本はギネスブックのみ。

これは私が「この本おもしろいよ」って教えちゃったら、何年分も繰り返し見るようになったんだけど、禁貸出なんだよなぁ。

去年の担任は、まぁ眺めてられる本があるならいいかって感じだったんだけど、今年の担任は

「1人3冊借りなさい。同じ種類ばっかりもダメ!」と言ってて、

前回はなんとか『しゅんかん図鑑』というミルククラウンとかの写真集を見せたら興味をもって借りてくれたんだけど

今日はまったくダメ。

そしたら担任に、じゃあ先生が決めちゃうよ!?と言われ、結局、自分で選べずに先生が選んだものを借りに行かされて泣いてしまった。

 

なんで本を借りたがらないのか分からない。司書さんが『どうぞのいす』を読み聞かせしてくれたのは、ちゃんと聞いてたし興味もありそうだったのに。

 

しかしまぁ、確かに「図書の授業」だし「勉強」なんだけど、あんなことしてて本を嫌いになったら悲しいな。

私は本が大好きで、どっちかというと活字中毒みたいな人間だから、本を嫌いにならないでほしいなぁと願っている。

クラスには他にも本を選べない子がいるんだけど、歴史クイズとか、サバイバルシリーズとか、おしりたんていとか、なんとか興味を持ってくれそうな本を勧めてるけど、それと無理やり借りさせるのはなんか違う気もしてモヤモヤ。

ずっとモヤモヤしている。

 

元々、集団生活が苦手で学校に来たがらない子なのに、もう学校やだ!!ってなっちゃったらもっと悲しいなぁ。

生活支援サポーターというのは、担任の邪魔はしちゃいけない。子どもに寄り添ってあげたいけど甘えさせても邪魔になっちゃうから、本当に難しい立ち位置だなと改めて思う。