あー、面白かった!

多分30年以上ぶりの再読です。

図書館てこういう邂逅もあるから楽しいですね。

 

初読みの時の記憶は既になかったので、暗号解読モノとして改めて初読みの気分で読めました。

 

 

いろはにほへと

ちりぬるを
わかよたれそ

つねならむ
うゐのおくやま

けふこえて
あさきゆめみし

ゑひもせす

 

このいろは歌を7文字区切りにすると・・・

 

いろはにほへ

ちりぬるをわ

よたれそつね

らむうゐのお

やまけふこえ
あさきゆめみ

ゑひもせ

 

末尾を縦読みすると

 

「とかなくてしす」

  ↓

「咎なくて死す」

 

つまり罪もないのに殺されたといういろは歌の作者の叫びが浮かび上がってきます。

 

ここから猿丸太夫=柿本人麻呂の証明、そしてどんな罪に問われたのかを百人一首・万葉集・続日本紀等の書物から解き明かしていきます。

 

天皇家の万世一系に異を唱える井沢元彦さんらしい、歴史の裏側をチラ見できる面白い本でした。

 

うーん、それにしても柿本人麻呂が仕えていた皇族っていったい誰だったんだろう?

天智・天武の辺りの歴史って面白い!

 

◆◆◆◆◆
本の紹介[Amazonより]
著者:井沢 元彦

奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき――百人一首にも登場する伝説の歌人、猿丸大夫が詠んだ歌に秘められた謎。そして“いろは歌”に隠された1000年の暗号とは? 友人の不可解な死に遭遇した、後の民俗学の巨人・折口信夫の若き日の推理が、歴史の深い闇をあぶりだす。江戸川乱歩賞受賞の永遠の傑作! (講談社文庫)


”いろは歌”に隠された千年の秘密とは? 猿丸大夫、百人一首にも登場するこの伝説の歌人の正体は? 友人の死の謎を解き明かす若き日の折口信夫の前に意外な事実が姿を現す。長編伝奇ミステリーの傑作。


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