アンソロジー「神様の罠」で米澤穂信さんの短編を読んで以来、米澤さんがマイブームになっています。

 

今回読んだのは「儚い羊たちの祝宴」。

 

 

5編からなる短編小説です。

短編ごとに舞台は変わるのですが、とある大学の読書サークル「バベルの会」でゆるくつながってる連作短編集でした。

 

各短編にはそれぞれ良家のお嬢様や使用人が登場し、丁寧な言葉とは裏腹などろりとした内面が描かれていてとても薄ら怖い感じがしました。

 

特に「玉野五十鈴の誉れ」の最後の一行。

解説を読むまでは何の意味か正確には分からなかったのですが、解説を読んで鳥肌が立ちました。

たとえて言うなら、心霊写真を見せられてヒントを出されてもどこに心霊が写っているのか分からずに答えをきいて背中がぞくりとする感じでした。叫び

 

・・・たとえになってますか?(笑)

 

その五十鈴が使えている主人、純香に言った言葉「どうぞ、ご賢察ください」がとても印象的でした。

全編を通して全てが語られてはいないので”ご賢察”する必要があり、察することが苦手な僕は、まだこの本の醍醐味を見逃している可能性大です。

 

察するってむつかしい。

 

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本の紹介[Amazonより]

 

著者:米澤 穂信

 

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。

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