米澤穂信さんの作品で初めて読んだのが「満願」でした。
「満願」を読んだ印象がとても暗く、それ以来米澤さん作品は敬遠していたのですが、先日「神様の罠」に収録されている米澤さんの短編を読んで久しぶりに米澤さん作品を手に取ってみました。
内容は性善説の堀川次郎と性悪説の松倉詩門の高校生図書委員コンビによる謎解き短編集です。
ものすごく細い糸を手繰り寄せるように謎を解き明かしていくのがとても読んでいて楽しかったです。
所々に人に対する思いやりや気遣いが描かれていて読後感も良かった。
松倉が言う
「どんな立派なお題目でも、いつかは守れなくなるんだ。だったら守れるうちは守りたいじゃないですか」
と言う台詞が胸に響きました。
なんだか最近はぐだぐだな生活を送っていたもので、お説教された気分です。
最終盤の謎を解き、松倉の父親が残した宝物のありかがわかったところまでは書いてあるものの、実際に松倉が足を運んだのかは書いていませんでした。
松倉よ、宝物は手に入れたのかい?
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本の紹介[Amazonより]
著者:米澤 穂信
図書委員の男子コンビが挑む謎解きの物語
堀川次郎、高校二年で図書委員。不人気な図書室で同じ委員会の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、本には縁がなさそうだったが、話してみると快活でよく笑い、ほどよく皮肉屋のいいやつだ。彼と付き合うようになってから、なぜかおかしなことに関わることが増えた。開かずの金庫、テスト問題の窃盗、亡くなった先輩が読んだ最後の本──青春図書室ミステリー開幕!!
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