前回の記事

 

-もはや「自殺一択」日本無理ゲー社会-

 

 

・知力や学力の「半分」は 『遺伝子』で決まる?

 

 

 

 

2021年9月2日 『女性セブン』記事より

 

先日の記事に引き続き、橘玲(たちばなあきら)氏のベストセラー本『無理ゲー社会』(小学館新書)の続編です。

 

 

まず冒頭のセンテンスに、「努力する力」「集中する力」遺伝子で決まっている事実という、かなりセンセーショナルな内容ですが、これに関しては、『アニメ私塾』の室井康雄氏も、彼のファンでありつつも、動画で懐疑的意見を提出されていたり(16分55秒以後)、何より拙ブログ漫画・イラスト担当の在日コリアン友人の母方の祖父さまが、戦前戦中に名門の中学高校へ進学され、戦後に東京大学(政治経済学部)を卒業、公認会計士の資格を取り、大手銀行に勤めるも、国籍上の問題から、自ら会社を企業され大成功をおさめ、祖国(朝鮮民主主義人民共和国/北朝鮮)の民衆の為に、ご自身の人生を顧みず、数十億円以上にも渡る寄付や、その他も幅広い活動をされ、生前は日中政府要人とも深いパイプを持たれていた『エリート』であったことは、遺稿集や周囲(第三者の方々)の話から伺っていたわけで、仮に上述の『遺伝子論』で人生が決まるのなら、「自分はとっくに成功している」と半ば自虐的に友人は吐露されていました。

 

無論、トンビがタカを生むという諺がある以上、橘氏の言説には一定の限界があるのも事実。しかし、昨今の理不尽な社会実像を鑑みると、そうした意見が出てくるのも、あながち間違いではないと思います。

 

そもそも「何で無理ゲー」なのかと、個人的に考えたとき、もはやそれは『(資本主義世界の)構造的問題』であるがゆえ、個人の努力ではどうにもならないレベルにあるのではと、それこそ「天才」と呼ばれる極端な才能を当人が持っていなければ、そのピラミッド階層の上位に組み込んだり、おこぼれを貰うことが不可能ではないかと感じます。

 

 

『【ざっくりラジオ11】私たちは成長する必要がない』

 

ましてや、学校教育などで「常に劣等感を植えつける」意味では、仕事をする前段階として理不尽なピラミッドゲームβ版(体験版)をさせることにより、人々へ「意図的に」無力感や絶望感を与えて、現状世界の追認をさせたり、自殺を誘発させることによって、大規模な反乱を起こさせず、一握りの勝者たちの生活をより安泰にさせる意味では、大衆が「うわ無理ゲーじゃん」と思い込ませて、活力を奪う方が都合が良いと思うと私自身は考えております。

 

逆に言うと、全員が「このゲーム詰まんねぇからアンストするわ」とすれば、ピラミッドゲーム自体が過疎化し崩壊するわけですから、その構造維持のためには、無理だろうがゲームを強制的にやらせて、勝率調整バリバリの詰みゲーだろうと、精神が体がボロボロになるまで働かせたり、ゲームオーバー(自殺)に追い込むという建付けがすでに出来上がっているのです。

 

これは前回で話題に挙がった、『年金制度』も然りです。

 

半ば有名無実化した制度を「崩壊していない」と嘘をついて、未納者には容赦なく取り立てを行う制度は、もはや前近代社会における『年貢』と変わりありませんし、「無理ゲー社会を生き抜く方法」と煽って、何とかゲームに参加させようとする連中の魂胆を見抜くことが大切だと思います。

 

 

<参考資料>

 

・2021年9月2日 『女性セブン』記事

 

・Youtube動画 『【ざっくりラジオ11】私たちは成長する必要がない』

 

 

<ツイッター>

 

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