前回の記事
‐小林よしのり先生とマスク真理教を考える(八つ墓村化する日本社会)‐
・人間は「同じ過ち」を ひたすら繰り返す生物
２０２０年８月１１日・１８日号『週刊SPA』記事
病は気から、もとより『新型コロナウイルス』について、体よりも心の健康を重要視する自分にとっては、岡田晴恵氏や玉川徹氏は「興味すらわかない対象」なのだが、何やら周囲を騒がせているようで、小林よしのり氏の論評作品から、そもそも前回にもお話させて頂いたように、『マスク装着』だけで安全気分に浸っている人々は、ある意味「ウイルスを舐め切っている」わけで、三次元の空気中から四方八方、細菌が迫るリスクが常時あるわけだから、クソださいフェイスシールドも意味なし、中にはマスクをずらしている人も多く見かける中、完全に「フリでつけている」のがハッキリしてしまっている。
そもそも「本当に感染予防をする」気があるのなら、特殊部隊が付けるようなフィルター付きのガスマスク等、福島原発作業員の防護服で完全装備(もちろん使い捨て)し、自宅には「専用の滅菌通路」を設け、外出先から帰ってくるたびに「消毒噴射」を受けなければ、もっぱら対策している内に入りません。
挙句の果てには“マスクのファッション性”がどうたらこうたら、もはや防ぐ意識がないのがバレバレである。
・ほぼ全員が 『空気の妖怪』に取り憑かれている
「空気」とはまことに大きな絶対権をもった妖怪である。一種の「超能力」かも知れない。何しろ、専門家ぞろいの海軍の首脳に、「作戦として形をなさない」ことが「明白な事実」であることを、強行させ、後になると、その最高責任者が、なぜそれを行ったかを一言も説明できないような状態に落し込んでしまうのだから、スプーンが曲がるの比ではない。こうなると、統計も資料も分析も、またそれに類する科学的手段や論理的論証も、一切は無駄であって、そういうものをいかに精緻に組みたてておいても、いざというときは、それらが一切消しとんで、すべてが「空気」に決定されることになるかも知れぬ。とすると、われわれはまず、何よりも先に、この「空気」なるものの正体を把握しておかないと、将来なにが起るやら、皆目見当がつかないことになる。
山本七平 『「空気」の研究』
HATENA BLOG 『shigechi-64's diary 自由・自主・自立・自尊』記事より
http://shigechi-64.hatenablog.com/entry/20100406/1270510183
過去の日本において、これら裏付けを理解する「数々の契機」があった。
関東大震災の朝鮮人虐殺、満州事変から日中戦争、第二次世界大戦(大東亜戦争)など、現代日本人は「歴史をとことん蔑ろにする」恥さらしな者たちが多いから、きたる未来の『応用的教訓』とする意識がゼロに等しい。
ゆえに、何度でも過ちを繰り返すだろう。
『限られた生をどう生きるか？（Live配信2020/8/5）』
https://www.youtube.com/watch?v=YgAQzDE7FTU
今回の“新型コロナ騒ぎ”を皮切りに、物事を「相対的(多角的)」に捉える重要性が、かつてないほど高まっている。
元『れいわ新選組』の大西つねき氏は、かつての太平洋戦争で理不尽な作戦遂行計画のもと、日本兵に数多くの餓死者が出たことや、その命令を下した軍部や政府首脳以外に、多くの人々の「同調」があったからこそ、かの大日本帝国が“狂気の戦争”へと突っ走っていったベースがあり、それは前述の山本七平の『空気の研究』にも指摘されていたごとく、現在の「マスクを外せない人たち」、所謂この人たちは日本社会の大勢を構成する『普通の人々』であるが、もし彼らが戦前・戦中に暮らしていたと仮定して、おそらく「(日本の戦争について)おかしいとは言えなかったであろう」と、多分この指摘は正しいと私は思います。
一歩外に出れば、「マスクをしていない人」を探すほど難しいわけで、この『一色に染まった光景』の異常性に気が付く「空気の読めない人」にならなければ、近未来において日本が『戦争の危機』に立たされたとき、それにまつわる“国民の死”がマスコミによって一斉に煽られれば、彼らはすぐさま『好戦主義者』に変身することは、目の前の現実含め、それまで歴史が見事に証明している。
<参考資料>
・２０２０年８月１１日・１８日号『週刊SPA』記事
・Youtube動画 『限られた生をどう生きるか？（Live配信2020/8/5）』
https://www.youtube.com/watch?v=YgAQzDE7FTU
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