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‐近くて遠い国 朝鮮 本編5(豊富な経済資源①)‐

 

 

 

『南北朝鮮』

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/

 

 

・建設資材原料鉱

 

 

時事通信社 『朝鮮要覧1973』現代朝鮮研究会 20頁より

 

 

『カオリナイト(高陵石)』 (Wikiより)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88

 

 

『石英(その粒が珪砂でガラスの原料)』 (同)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E8%8B%B1

 

陶磁器、セメント、レンガの原料となる各種の粘土は朝鮮のほとんど全地域で産出される。そのうち高陵土は咸鏡北道に無尽蔵にあり、平壌付近、平安南道、慶尚南道、全羅南道などにも多量に埋蔵されている。珪砂は黄海南道の夢金浦とクミ浦一帯、全羅南道、慶尚南道に無尽蔵にあり・・・

 

時事通信社 『朝鮮要覧1973』現代朝鮮研究会 25頁より

 

 

『石灰石(大理石)』 (Wikiより)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E7%81%B0%E7%9F%B3

 

 

『蠟石(画像は筆記用のもの)』 (同)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8D%E3%81%86%E7%9F%B3

 

 

『滑石(タルク)』 (同)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BB%91%E7%9F%B3

 

 

『硼素鉱である硼酸石(サッソライト)』 (同)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%82%A6%E7%B4%A0

 

 

『花崗岩(火成岩の一種)』 (同)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E5%B4%97%E5%B2%A9

 

 

『粘板岩(スレート)』 (同)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%98%E6%9D%BF%E5%B2%A9

 

・・・石灰石は北朝鮮の全地域と慶尚北道に多く埋蔵されている。このほか、蠟石、滑石、硼素鉱、大理石、花崗岩、粘板岩などが豊富に産出される。

 

時事通信社 『朝鮮要覧1973』現代朝鮮研究会 同頁より

 

 

『黒鉛(グラファイト)』 (Wikiより)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%88

 

朝鮮には良質な黒鉛が無尽蔵にある。鱗状黒鉛は、慈江道、平安北道、咸鏡北道、土状黒鉛は平安南道、咸鏡南道、忠清北道で産出される。

 

時事通信社 『朝鮮要覧1973』現代朝鮮研究会 25~26頁より

 

 

『蛍石(フローライト/フルオライト)』 (Wikiより)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9B%8D%E7%9F%B3

 

 

『重晶石(バライト)』 (同)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E6%99%B6%E7%9F%B3

 

 

『雲母(マイカ)』 (同)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B2%E6%AF%8D

 

 

 

『石綿(アスベスト)』 (同)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E7%B6%BF

 

このほか、螢石、重晶石、雲母、石綿、硫化鉄、燐灰石なども豊富である。

 

時事通信社 『朝鮮要覧1973』現代朝鮮研究会 26頁より

 

 

・朝鮮半島の自然および動植物と水資源

 

朝鮮は針葉樹林帯(寒帯林)、混成林帯(湿帯林)、常緑潤葉樹林帯(暖帯林)の三つの植物帯を包括しており、植物の種類は多様豊富である。これまでに知られているものは一六〇科、八八三属、三六〇〇種、五〇〇余変種である(一九六五年現在)。

 

山林面積は国土の七山パーセント(一六〇〇万ヘクタール)にのぼり、山林植物は一一〇〇余種に達する。しかし、日本統治時代の濫伐のため森林蓄積は多くない。

 

果樹としては、リンゴ、梨、桃、栗、ぶどう、柿、すもも、くるみ、蜜柑などがある。

 

蔬菜類(そさいるい-人が食べる野菜の総称)は、甘薯(あまいも)、馬鈴薯(じゃがいも)、大根、白菜、キャベツ、ねぎ、にんにく、唐辛子、なす、トマト、かぼちゃ、瓜(うり)類がある。穀物は、稲、とうもろこし、麦類、栗、豆類、もろこしなど。工業用作物としては、綿花、大麻、亜麻、苧麻(からむし/チョマ)、こうぞ(楮)、タバコ、ホップ、とうごま、ひまわりなどがあり、有名な朝鮮人参がつくられている。

 

朝鮮の動物は、その地理的位置からして、北方系のものと南方系のものがまじっている。山地には、イタチ、狐、山猫、穴熊、りす、虎、ひょう、熊、いのしし、ノル、鹿、鴨などの野生動物がいる。飼育動物では、牛、馬、ロバ、豚、羊、鶏、家鴨など。特産種としてはポクチャクノロ(鹿の一種)、クルラク鳥、特産亜種のヤマウサギなどがある。

 

水産動物も豊富で、とくに東海(日本海)は寒流と暖流が交差するため寒流性魚類と暖流性魚類がたくさん集まる。代表的なものとしては、東海のメンタイ、サバ、ニシン、タラ、カレイ、ブリ、クジラ、西海(黄海)のイシモチ、エビ、ニベ、サワラ、タチウオ、南海のタイ、サバ、タチウオ、エビなどがある。淡水魚も多い。また、ナマコ、ウニ、貝類やノリなどの食用海藻類も豊富である。

 

朝鮮の河川はその大部分が上流の山間地帯を流れているため、急流、瀑布(滝)が多く豊富な水力資源を蔵し、下流部は流速が暖慢となり水深が深く河幅が広いので船舶の往来に便利である。水力発電資源は包蔵総出力量八〇〇万キロワット以上、北朝鮮にはその内約六〇〇万キロワットの包蔵水力がある(一九六五年現在)。水系別にみると、鴨緑江水系、豆満江水系にもっとも豊富な電力資源があり、大同江、清川江、臨津江、漢江、錦江、洛東江水系なども電力資源に恵まれている。

 

※()は筆者註釈

 

時事通信社 『朝鮮要覧1973』現代朝鮮研究会 26~28頁より

 

以上で、朝鮮半島の経済資源の話は終わります。

 

 

<参考資料>

 

・時事通信社 『朝鮮要覧1973』現代朝鮮研究会

 

 

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