みなさま、あけましておめでとうございます。

 

과세안녕하십니까?

 

今年一年も、拙ブログをよろしくお願い致します。

 

 

 

友人の亡くなられた母方の祖父さまと、そのご両親

 

そして、昨月亡くなったワンちゃんも、納骨まで一緒に祀ります。

 

 

後ろにあるのは、刺繍で縫われた朝鮮の屏風です。

 

儒教文化圏である朝鮮半島では、新年と合わせ、中国の旧正月や、ご先祖さまや、命日の故人さまを弔う日に、こうやって御馳走を用意して、そうした行為を『チェサ(祭事)』と言います。

 

いわゆる、日本で言う『法事』のようなものと考えて下さればよろしいかと思います。

 

海のものや、山のもの、あと並べ方も規則があって、細かいことは、それぞれの「家」によって様々で、詳しいことはわかりませんが、在日コリアンの友人の話によると、毎年ここに鶏肉を丸ごと一羽用意していたのですが、日本の方はあまり食べないので、デパートでは既にクリスマス用に販売してしまったのことで、今回はありません。

 

 

主な儀式の行い方は、年長の人から順に、まずお線香を焚き、次に朝鮮・韓国の「銀のお箸」を、お線香を中心に反時計回り(左回り)に回します。

 

なぜかと言うと、亡くなった方はすでに『絶世の存在』であるからであり、そしてお箸を、亡くなった方に召し上がってほしい料理の上に、その人が「お箸を使う向き」にして置きます。

 

もちろん、その間にお酒のお替りも行います。

 

最後に、クンチョル(お辞儀)をしながら、ご先祖さまに思いを馳せます。

 

これを一番下の年齢までしたら、一度休憩を挟み、さらにもう一度繰り返します。

 

 

 

 

そして最後は、『タング』という、各御前の手前にあるスープ(これがめちゃ美味い)に、すべての食材を手でむしり、そこに入れ、玄関の外に置きます。

 

これはどういう意味かというと、亡くなった方のご友人だったり、昔は食べられなくて命を落とした人を含め、『あの世のすべての人』に、美味しいご飯を食べてもうらうために、そういうことをするわけです。

 

 

そして、これが今年のお節料理です。

 

左の二列は、30年前に亡くなられた、友人の母方の祖父さまが創業された焼肉チェーン店が出している『焼き肉お節』(今年で約10年目かな)で、本当は三段目に豪華なお肉のセットが入っていますが、ここにはありません。

 

内容は、朝鮮の食材がひとつひとつ、丁寧に梱包され、チジミやナムルなどの御野菜、酢漬けなど、朝鮮・韓国の薬飯(ヤッパッ)、アワビ、シルトッ(お餅)、キムチ、イカの甘辛いポックン、色鮮やかなイセエビなどがあります。

 

右の、黒い三つの箱は、京都の有名なお節料理を出しているお店の商品で、美しく繊細に仕上がっており、友人は、家族・親類みんなで、朝鮮・韓国や日本のお節料理のおいしさを心行くまで楽しんだそうです(うらやまーw)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<参考資料>

 

・友人の画像資料

 

 

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