前回の記事
‐カショーギ氏(ワシントン・ポスト記者)の失踪 脅かされるトルコ主権とエルドアンの決断 その1‐
関係記事
・2018年10月15日 『TBS』報道より
前回と同じく、この問題を「トルコ」に主眼を置くと、以下のようなポイントになります。
1.エルドアンには、取り得る方法について、いくつかのオプションがある。
2.トランプが大統領になってしまったことによって、アメリカの覇権が盤石ではなくなっている。さらに、サウジとアメリカの間が、ちょうどぎくしゃくしたばかり。
3.トルコは、ちょうど、国の外交方針を大きく動かしているところだから。
Cluttered talk blab blab blab 『ワシントン・ポスト記者失踪事件で、注目のトルコの舵取り』記事より
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12411434275.html
まず赤字に注目です。
上述の記事で、トランプ大統領はこのように演説しています。
‘You might not be there for 2 weeks without us’ – #Trump to Saudi King https://t.co/6wkP9OarTA pic.twitter.com/AyFFOrLCka
— RT (@RT_com) 2018年10月3日
【和訳】(『Cluttered talk blab blab blab』より)
「我々はサウジアラビアを守ってやっている」と、トランプはミシシッピのサウスヘイブンでの演説で言った。
「そして私は、サルマン王が、大好きだ。しかし私は言った、『王よ、われわれは、あなたがたを守っている、われわれがいなくなったら、あなたたちは二週間もたないだろう。あなたは、自分の軍隊の経費を払わねばならない』と」
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12409400425.html
これについて、なぜトランプ氏がそのような発言をしたのかというと、そもそもトランプ支持者は、イスラエルのみならず、サウジアラビアに対しても、自分たちが納めたアメリカの貴重な税金が、それらの国々に流れていることについて不満に思っていました。トランプ氏はそうした支持者たちに向けて、『アメリカは弱腰でない』ことをアピールする意味で、演説でサルマン国王を名指しにしました。
結果として、それまでサウジの存在が『アンタッチャブル』(批判できない)ものであったのに対して、民主党やヒラリー・クリントン時代だったら「有り得ないこと」として、彼女の最も近い側近がヒューマ・アベディン秘書で、ヒラリー氏のサウジアラビア王家とのコネクションは、相当なものでした。
‐暴かれる王国 サウジアラビア(原題『Saudi Arabia Uncoverd』)‐
※動画は消えてしまったが、こちらで西側諸国とサウジの関係が事細かく描写されていた。
次回は、事件に関するTBSまとめ(フリップ)を中心にしながら、ニュースの真相を追っていこうと思います。
<参考資料>
・2018年10月15日 『TBS』報道
・Cluttered talk blab blab blab 『ワシントン・ポスト記者失踪事件で、注目のトルコの舵取り』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12411434275.html
・同 『日本では報道されない「このごろのドナルド・トランプ」』
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12409400425.html
・拙ブログ 『‐「国家主権を維持すること」は文字通り命がけである‐』記事
https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12402499691.html
・同 『‐外交(主権維持)とは「高度な人間バトル」である‐』
https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12411439691.html
・同 『‐暴かれる王国 サウジアラビア(原題『Saudi Arabia Uncoverd』)‐』記事
https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12288315099.html
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