2018年10月15日 『TBS』報道より
昨日放送されたTBSのニュース報道にて、以前取り上げた『カショーギ事件』が報道されていました。
後に、友人から届いた豊富なTV資料と合わせて、この問題を掘り下げていきたいと思います。
一見すると、日本とは「まったく関係がない」と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、これは『国家主権』の根本を表す意味で、とても重要な意味を持つので、シリーズでご紹介していこうと思います。
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後者の記事で、今回の『カショーギ殺害疑惑』について、あまり詳しく書いていなかったので、本格的にMcihikoさんのブログを参考にしながら、話を進めていきます。
まずこの問題は、単に「サウジが(ジャーナリストの)カショーギ氏を殺した」疑惑だけではなく、その「失踪した(殺されたかもしれない)場所」が、トルコという『外国』であり、かつて日本で金大中氏(後に韓国大統領)が、KCIAに拉致された事と関連して、とても無視できぬことです。
ゆえに、この問題は主に『トルコに主眼を置いて』語られるべきです。
もし仮に、この事件について、なあなあで済まそうものなら、それはイコール「トルコ人の人権意識の低さ」を認めることに繋がり、この先トルコの国益を大きく揺るがしかねない重大な問題に発展しかねません。
もちろん、現実において、トルコは国内でクーデターを起こされたり、他国の大使が殺されたりしています。そして今回のサウジアラビアによる『カショーギ殺害疑惑』ときて、これ以上自国の主権を脅かされることは、トルコ国民自身が許しません。
そして「その国民の中から選ばれた」のが、エルドアン大統領なのです。
彼は、持ち前の政治的手腕を活かして、多くの難問を抱えるトルコ国家の舵を巧みに取り、高度な人間バトルが繰り広げられる、国際外交の場において、その存在感を示しています。
まず大統領は、強引に領事館内への立ち入り検査を実行しました。
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12411434275.html
これにより、トルコの主権が外交特権よりも「上である」と、広く国民にアピールすることによって、まず自身の支持を固めて、と同時に、アメリカやその他の外国に向けても、同様の意図を含めての行動でした。
後に日本の報道陣(TBS)にも、(サウジは)領事館内部を公開しています。
いずれにせよ、トルコ側もカショーギ氏がサウジ領事館内部で「殺されたこと」を主張して、それをマスコミ含めて『公表した』からには、しっかりとこの問題に決着を付ける必要が出てきました。
そして新たな情報も浮上しています。
そもそもカショーギ氏が、なぜトルコに行ったのかというと、本人の『婚約者』に会うためでした。
では、次回へ続きます。
<参考資料>
・2018年10月15日 『TBS』報道
・Cluttered talk blab blab blab 『ワシントン・ポスト記者失踪事件で、注目のトルコの舵取り』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12411434275.html
・拙ブログ 『‐「国家主権を維持すること」は文字通り命がけである‐』記事
https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12402499691.html
・同 『‐外交(主権維持)とは「高度な人間バトル」である‐』
https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12411439691.html
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