まずはこちらの動画をご覧ください。

 

暴露 プーチンがジワリジワリと会見中にアメリカの現状を暴露。(日本語字幕付き)

https://www.youtube.com/watch?v=nFFZdQ7-4yM

 

 

この中でプーチン氏は、世界におけるアメリカの「政治力学」を否定しています。

 

つまりそれは「力による支配」であり、中東北アフリカ政策を筆頭に、相互の理解や合意によるものではなく、一方的な振舞いであり、常にアメリカは歴史の中で「現実化」してきました。

 

ひとえに『危機』を作り出すこと。

 

その筆頭にISISが挙げられていますが、彼らに「武器を持たせた」のは誰か。さらには、アサド大統領に反旗を翻す人々に「武器を持たせた」のは誰なのか。

 

現代の情報化された社会において、それらを包括的に管理でき、前述の状況を着実に実行できる政治的、情報的な状況を作り出せるのは、国力的に考えてもひとつに絞られるでしょう。

 

アサド氏はとんでもない独裁者で、ついには「化学兵器」まで用い、自国民を虐殺する異常者であると、反アサド機運を醸成させ、その地域に「武器を持ち込ませ」、一体誰がその地域で「戦争をしている」のかについて、真剣に考える必要があります。

 

ISISの多くは、お金で雇われた「傭兵」です。

 

その傭兵が、より「給料の高い方」に付いて、戦争をすることは当たり前のことで、さらに高い給料を払う雇い主が居れば、そこに付きます。

 

アメリカが、シリア革命軍を支援して、彼らに武器を与え、そして次の日に、シリア革命軍の兵士は、ISISの兵士となっています。

 

このような振舞いは、周辺の国々に惨禍をもたらすだけではなく、アメリカ「同盟国」の国民も含めた、世界的なテロ報復によって、我々の身に跳ね返ってきます。

 

 

ここでプーチン氏は、大事なこととして「アメリカは他の国の権益について考えるべきだ」と述べ、さらに「他の国の人々を尊重すべきである」と明確に発言されました。

 

「どんなものからでも、利潤を追求することのみを考えて、他の国の人々を搾取してはいけません。それは、経済活動においても、軍事活動においても、そして、すべての活動においても、です」

 

まさにその通りでしょう。

 

日本の状況を考えれば、在日米軍によって、多くの人々の生活が踏みにじられ、時には命を奪われ、多額の維持費を貪り取られています。

 

中東では、イラクは最悪の状況で、米国大使が殺されたリビアも、二つともアメリカによってめちゃくちゃにされた国です。

 

現実にアメリカは、安全保障の「決議権」を持っていて、リビアで飛行禁止区域を一方的に設定し、カダフィ大佐(当時)が、それによって反乱者の空からの攻撃が出来ず、さらに米軍リビアで空爆をし、これは明らかに国連の安全保障理事会の違反であり、まごうことなき攻撃(侵略)です。

 

無論、アメリカの国連無視は今に始まったことではなく、当時の朝鮮半島情勢を話しあった『ジュネーブ会議』以来です。

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12375403456.html

 

 

そのくせクリミアでの出来事は、声高に侵略行為だと騒ぎ、ロシアに対して完膚なきまでの制裁を課し、自らの手で、多くの国をけしかけ、現実にリビアではアメリカ大使の「殺害」で終わりました。この中で、アメリカは「危機を作り出すこと」はうまいが、それを「終息させること」に恐ろしく無能です。あとはひっちゃかめっちゃかドンパチをして、それによって軍産複合体が潤えば良いという姿勢です。

 

終わりのない「支配欲」を剥き出しにして、他者を見下し、常にアメリカの「ワンサイドゲーム」で事が進み、世界で突出した権力を持った帝国主義国家の成れの果てとして、それについて、私たちは深く危惧しなければなりません。

 

世界経済数々の政治ルールを作り、それを常に自分たちに有利に働かせ、まさに現代文明のオーダーの最上に位置する国として、「民主主義」もその一つの道具に過ぎなく、それは一方的な先取特権を隠すベールでしかないのです。

 

世界的危機を警告するプーチンのスピーチ mp4

https://www.youtube.com/watch?v=z2fop0eM8Gw

 

 

こちらの方では、アメリカによる「ミサイル網構築」問題が話し合われ、一般的には、東西冷戦構造の崩壊により、世界の核戦争の危機は去ったと解釈されていますが、実際は「真逆」です。

 

過去数十年間における、かつて存在した地政学的な権力バランスのおかげで、大規模な世界的紛争は避けられてきました。

 

しかし、片方が不公平にまで力を持った結果、傀儡諸国にミサイルを配備し、表向きには、西は「イランの核の脅威」から、東は「北朝鮮の核の脅威」からと、彼らの同盟諸国ではそれが「至極真っ当かつ正論」的に報じられていますが、前者ロシアの援助のもと、アメリカ主導で合意がなされ、また後者南北首脳会談を機に、将来における核なき朝鮮半島を実現させると明確に打ち出しました(『板門店宣言』より)。

 

この事実を俯瞰し、やれいたずらに脅威を煽り立て、いずれもこの二ヵ国を「仮想敵国」に置く国が、自らこれらの国を脅し、生の現実における、アメリカの圧倒的軍事力を目の前に、相手方が自国防衛のもとに「核開発」をすれば、それ見たことかと、まったく歴史的見地に欠ける物言いで、その「自由主義陣営」とされる国々において、いかにイランと北朝鮮が『危険な存在』であるかを喧伝し、そのプロパガンダ放送を今にまで流し続けているという事実です。

 

果たして皆さんは、「民主主義国」のメディアが、隅から隅までまったく公平中立に物事を俯瞰しているとお思いでしょうか?

 

答えはノーです。

 

一ジャーナリストの見解も、組織や体制の前では屈折し、さらに始末が悪いことに、「民主主義国家」は、それを広く正しい一般的な解釈であると「装い」ます。少なくとも、私たちが住む国や所属する場所によって、それぞれ認識の「偏り」があるということだけは認識すべきでしょう。

 

しかしながら、多かれ少なかれ、「独裁国」とされる国だけが悪者とされ、事実を伝えず自らの都合の良い情報ばかりを流していると考えるのは間違いです。私たちは緩やかに、自国の報道を浴びるように見て来て、その中でこしらえた「漠然とした信頼感」を抱いているのであり、これ自体容易に否定しようがありません。

 

つまり、それが「自らのバイアス」であり、そうした偏りを認識したうえで、世界の政治やニュースを読んでいかなければならないと思います。

 

 

<参考資料>

 

・Youtube動画『暴露 プーチンがジワリジワリと会見中にアメリカの現状を暴露。(日本語字幕付き)』

 

https://www.youtube.com/watch?v=nFFZdQ7-4yM

 

・同『世界的危機を警告するプーチンのスピーチ mp4』

 

https://www.youtube.com/watch?v=z2fop0eM8Gw

 

 

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