※前回の記事『‐辛淑玉文書を読む その4‐』(https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12334124908.html)

 

https://twitter.com/niraikanai07/status/733035670474620928/photo/1

 

https://togetter.com/li/976995

 

 

辛淑玉氏の文章は5ページ目になります。

 

李信恵氏らが引き起こした暴行事件について、その是非を問う事もなく、世間を過大に「敵視」した上で、朝鮮学校の生徒たちを含め日本中から「袋叩きにされる」という認識のもと、それらを守れるのは「関西しばき隊」しかいないとしています。

 

この自画自賛の文章には呆れます。

 

だれもあなた達がいなくてもやっていけるし、今までもそうだった。

 

今まで在日社会が、一時は繁栄を究め、そこに暮らす人々が高らかに生きていけたのは、活動家よりも、在日経済人であるサンゴンインの方々の寄付や、各界で活躍する人々、良識的な総連関係者(イルクン)の存在のおかげなのです。

 

ここ最近、「界隈の活動」が目立っているだけで、まるで在日社会の「すべてを担っている」という価値観には、正直理解できません。

 

この悲壮に満ちた文章は、やはり辛淑玉氏自身の人生から来るものであり、他の在日コリアンが共有できるものではないことを、私たち日本人は理解しなくてはなりません。

 

 

そうした認識のもと、「ひっそりと生きる在日が殺される引き金を、あなたたち(李信恵さんら)は引いたと」、もちろん過大な悲壮ぶりは理解できないけれど、大衆から一切の信用を受けなくなるという意味では、辛淑玉氏の「加害者」三人へのご批判は、極めて正しいものと言えるでしょう。

 

そして、このことを身を挺してまで敢行されていらっしゃるMさんへの配慮も、素晴らしいものです。

 

反面、辛淑玉氏がLK氏を庇うとき、彼の決意を持ち出して「俺は絶対にお前たち(在日の子どもたち)を裏切らない」として、それぞれの生活がある在日コリアンの事情をくみせず、その多くが「逃げ続ける」と一方的に断罪した上で、界隈の人々に対する「淡い期待」を持ち、李信恵氏に対しても「私の妹分」「信恵がいとおしい」として、しかし、結果彼女らは現在に至るまでMさんへの目だった謝罪を行わず、見苦しくも問題は尾を引いています。

 

 

現に、この文章を読んだ李信恵さんのツイートを見れば、言わずもがなです。

https://twitter.com/rinda0818/status/730411260546686981?lang=ja

 

 

そして、この認識を読み取ったヨニウムさん(作家)のツイートも、合わせて載せておきます。

https://twitter.com/yoniumuhibi/status/733073108257497089

 

 

こうしたドライな事実を見て、一体だれが「在日社会」を裏切ったのか。その信用に多大な害を及ぼし、立派に社会で生きる人々に迷惑をかけ、逆に生きづらくさせてしまう皮肉な現実。

 

歴史の悲壮な物語から権威づける形で、自分たちを在日社会を救う「正義の使者」であると称し、その過大な立場に居座ることにより、一人の人間をリンチしたり、その隠蔽活動に終始する姿は、もはや健全なリベラルとは言えないでしょう。