韓国人「アンブロークン、日本人が顔をしかめるハリウッド映画がついに封切りされる」 (スレッドタイトル)



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第二次世界大戦時、米国の陸上選手だったルイス・ザンペリーニの実話を扱った映画だ。

最近、日本の極右派が第二次世界大戦の被害者コスプレをしているが、日本が米軍捕虜をいかにして過酷に扱ったのかを赤裸々に表現している。

映画の主な内容は、逆境を克服した選手の話だ。



監督は、ブラッド・ピットの奥さんアンジェリーナ・ジョリー。



翻訳元:http//www.ilbe.com//4799190653




これは某まとめサイトから引用した記事ですが、外国語ひとつ話せない、おまけに現地に行ったことも暮らしたこともない日本のネトウヨたちが、いつものように「韓国人」と括ってスレッドタイトルを乱立させて『嫌韓』を煽っているのは、もはや日本のネットの日常風景です。


科学主義に則った帰納法や統計などを無視して、韓国やその他の国々における多様な意見を切り取って強引にひとつに集約する。引用情報の真偽や総体を二の次にして、「イルベ」や「ネチズン」もいる一部の意見をまるで「韓国人」全体として括るやり方は、「『1』を『100』に曲解する」論理であり、知性を蔑ろにする未開人の手法です。

おまけに、アフリエイト広告の欄には『反日』を類にした嫌韓本が山のように掲載され、とてもではないほど偏った内容に仕上がっていて、キャスサンスティーン氏のいうような「フィルタリング」(好む情報ばかりを集める)行うネトウヨたちは積極的にそれを閲覧してヘイトコメントを書きなぐります。




なぜこのようなネトウヨや極右に支配される悲惨な状況になってしまったのか。。。



ネット黎明期においては、特に1995年にWindows95が発売され、一般人が加入できるプロバイダーが増えたことでインターネット時代が始まったわけですが、当時のネット空間はおおむねリベラルな雰囲気が主流でした。


右派の多くはネットを使っておらず、ネットニュース〈BBSやSNS普及以前の掲示板システムのようなもの〉は大学関係者や研究機関、そのどちらかというと理系の利用者のほとんどを占めていました。一般人が

ネット上で出来ることといえば、「HP」という日本独自の略語でよばれる「ホームページ」すなわち自分のサイトをつくって、趣味の情報を発信するという程度のことだったのです。



その様相が一変したのは、完全匿名を実現した大規模な掲示板システムである『2ちゃんねる』が1998年にオープンしてからです。まさにこの『2ちゃんねる』の創設から同時期に、ネット右翼の本格的活動がはじまるのです。


2ちゃんねるの完全匿名システムは、従来のデフォルト「名無し」の匿名で投稿できるだけではなく、サーバーに投稿者のIPアドレスすら記録しない2ちゃんねるは、画期的かつ実験的なシステムでした。


本掲示板では差別発言を投稿する自由すら認められていましたが、「大数の原理」および「自然の斉一性原理」による膨大な量の言説によって、「悪い」説は自然淘汰されていくはずだという楽観論に支配されておりました。また、そうあるべきだと誰もが思っていました。



それから15年の歳月が過ぎ、ネット上では2ちゃんねるのようなBBSだけではなく、ありとあらゆるSNS上において匿名ユーザーによるヘイトスピーチと悪意が蔓延するディストピアとなりました。ネット右翼は、この悪意のシステムを利用して伸張してきたのです。そしてそれが、ついには政権中枢にまで影響をおよぼしているのが2010年代の日本なのです。


これは決して大げさな話でもなんでもなく、インターネット上のネット右翼の歴史を順番にたどっていけばごくごく当然に導かれる結論であり、長い下地があってそれは1990年代からはじまり、日本の右翼勢力がとてもマメに「草の根運動」から昔の左派の方法論を取り入れて、現在『市民運動』を称する一連の流れも前述の背景から汲み取れます。



そうした中での、今年9月に相次いだ安倍内閣のツーショット写真騒動や、ネオナチや在特会メンバーと一緒にポーズを撮っている閣僚たちの起用、俗に『ヘイト内閣』とよばれる安倍政権の全貌とその中身について、これからも深く論じていかなくてはなりません。




〈参考資料〉


・C.R.A.C野間易通「ネット右翼の15年~『自由』が民主主義を壊していく」第一回『もはや首相自体が「ネトウヨ」である──安倍“ヘイト”政権が誕生した日 』連載記事より