とあるまとめサイトにて、『 』という題目にて、孤立した親露派に関する2chの記事を閲覧していると、想像通りのネトウヨの「ある文言」が書き込まれておりました。



そのコメントまで追って抜き出してみると、



59: 名無しさん@0新周年@\(^o^)/ 2014/07/24(木) 08:23:07.59 ID:Y6dQaBmv0.net

祖国に見捨てられたって
どっかのザイニチみたいじゃないですか~wwww




という具合に、「ネット嘲笑主義」を全面に押し出して、的外れで認識の遅れた珍論を吐いておりました。


また、その「恥ずかしい記述」をいちいち色付けデカ文字にする管理人も、書き込んだネトウヨと一緒に大恥をかいた格好です。




よくあるネトウヨの嘘吐きの一つとして、「在日は祖国に捨てられた棄民」と吠えることですが、彼らがさす「在日」とは一体なんなのか、北か南なのかまったくハッキリせず、日韓会談においても当然としてこの問題は議題に上がり、たとえば北朝鮮にしろ戦後間もない日本との非公式会談をめぐって、朝鮮の植民地化により発生した日本における在日朝鮮人の帰国問題を取り上げ、日本側は当事者たちの意思をよそに、「南の出身者が多い」という理由で一方的に拒否したことですが、そういう歴史を踏まえた上でネトウヨらの「願望」はもろくも崩れ去り、逆に言うと、日本人が戦前に「拓殖企業」とともに「外地」に赴いたり、不法に満州国を建国した際も、「満蒙開拓団」と称する入植者の集団を送り込んだりして、現地の人々の生活を破壊し掠奪する格好として、最終的には戦争末期に当地における政府の役人や軍人はいち早く脱出して、お供の民間人を置き去りにする形で政府(大本営)は事実上の「棄民政策」を実行、これが「残留日本人問題」の端を発したきっかけとなりました。「捨てられた」話を持ってくるならば、まずこれらが語られるべきでしょう。




戦後における在日の人々と本国の立場は、「全盛期時代」を含めて、在日経済人(商工人)と呼ばれる愛国的ブルジョア階級の「サンゴンイン」と呼ばれる人々が、仕事で稼いだお金を在日社会の維持発展を願って総連に寄付して、そういう援助の背景のもとに、北朝鮮本国も富裕になった日本でも強い影響力もつ総連の力に頼って、積極的に在外民とのコンタクトをはかっておりました。帰国事業に関しても、日本のマスコミが報じるような白黒映像のあれだけではなく、長い時間を通して恒常的に行われまたした。



しかしながら、去年の記事『-一世・二世の努力を踏みにじった現総連幹部・人員たち(改善出来ぬ組織病)- 』でも話した通り、その状況に胡坐をかいた総連幹部をはじめとする「イルクン」と呼ばれる人たちの「豪奢」が横行し、サンゴンインに対しても寄付する人としない人との態度の差が露骨に表れて、蓄積された富を蕩尽して規模を大きく縮小、結果的に自滅してまいました。この問題に対しては、部外者である日本人の私でもはらわたが煮えくりかえる思いです。



そんなこんなで話をまとめますと、ネトウヨは「差別的優越心」を妄想することに躍起になると同時に、「国家」に対して「過保護」すぎるほど依存を求めていて、個々の自律心は皆無、己の理性を行使したり自分ひとりの力に対する信用が心もとないがゆえに、「自己」を「国家」同一視して、これはヘーゲルの現象学からすると結果的に「不幸な自己意識」(分裂した自己)、それは「理想と現実の差」に絶望して「神」を崇める宗教に心酔して普遍的自己を見出した本来の意味からしても、「神」が「国家」に入れ替わっただけで、さらにそこに下賤な差別心が加わるというおぞましい事態になって、真なる現実とは向き合わず今でも逃避し続けております。



詳細を語る意味で、ネトウヨのサンプルを取り出しても「ヨーゲン佐藤」や「サンメリーダの梟(ふくろう)」を筆頭として、前者は詐欺の犯罪行為に手を染めたり、後者はろくに仕事もせず四六時中ネット三昧の日々に浸かり、版権漫画を無断で改ざん・貼り付けを行って罪を犯しております。



少なくとも、このような輩たちが「現実との折り合い」にうまくいかず、経歴詐称をして虚飾を取り繕ったり、過度な国家主義に走ることによって、しがない自我との合一を願ったり、根も葉もないデマで他者を見下すことによってしか精神を保てず、延々とその段階を繰り返すだけです。



ゆえに、彼らが「大人になる」ことは永遠にないのです。




<参考資料>

-一世・二世の努力を踏みにじった現総連幹部・人員たち(改善出来ぬ組織病)- 2013-04-03 08:04:24