FMから大好きなブラームスのピアノ五重奏曲。
ポリーニのピアノです。
二ヶ月前に、読む本がなくなって駅のキオスクで買った一冊の本。
「100円のコーラを1000円で売る方法」
価格破壊を続けて安売り競争に走りすぎると、結局は市場シェアを大きく占める大企業にみんなつぶされるわけで、
価格を下げずにどうやって高い付加価値をつけてお客様を自分の顧客にしていくか?
このヒントをとてもわかりやすく書いてます。
この本の中でとても印象的だったのは、新しい商品をどうやって市場に浸透させていくかと言うことで、キシリトールガムの例を取り上げています。
キシリトールなんて今では知らない人もいませんが、発売当時は誰も聞いたこともないし、これを新しい商品として市場に送り出すにはどうすればよいか?
マーケティング担当者はみんな悩み、それなら歯医者さんに宣伝してもらおう!!と、とんでもない発想が生まれました。
キシリトールとは虫歯の原因となる酸を生み出さない甘味料らしいのですが、虫歯にならないガムを、CMでは歯医者さんに登場してもらって宣伝しようというワケです。
変ですよね。
虫歯になってくれないと、歯医者さんは商売になりません。
自分自身、ずっと不思議に思っていました。
だけど、ちゃんと理由があったんですね。
世の中に「虫歯予防」と言うコンセプトが一気に浸透し、歯医者さんの役割が、「治療」から「予防」と言うものにシフトしたわけです。
虫歯になる人の人口よりも虫歯予防の必要性を感じる人のほうが人口はずっと多い。
歯医者さんにも大きなメリットがあったんです。
ホワイトニングクリーニング、フッ素加工など、新たなメニューが歯医者さんの強力な武器となりました。
月に10件ほど企業調査の一環として自分自身歯医者さんを訪問しますが、どこも「虫歯予防の必要性」をべたべたと壁に貼り付けています。
なるほどなあ・・・。
会計ソフトが売れたら会計士さんは困るはずなのに、その宣伝を会計士さんがやってる会社もあります。
一番の商売ガタキと思っているところが、本当は一番の協力者であるという話。
少しずれますが、テレビが普及し、そしてCDやDVDが世の中に出始めた頃、テレビ出演ばかりして、しかもこんなに臨場感のある音質が並んだらお客さんがライブやコンサートに来てくれなくなるから困る、なんていうアーティストも一昔いましたが、それもそのひとつかもしれませんね。
今では考えられませんが・・・。
ブラームスの曲もいよいよ終盤にさしかかりました。
それではこの辺で。