満ちる月に馳せる酔心 | 愛と幻想の薬物

愛と幻想の薬物

病んだ精神を癒やすために、体験を基にし、エッセンスとしてのホラを加えながら『さいはての地』での記憶を辿ります。
妄想、現実、ありがちな経験をもとにした物語です。


『月が満ちる夜は邪(よこしま)な本能が騒ぐとき』だと、
埋もれた淫魔の記憶を呼び起こす。



僕の今ひとつ性能がよろしくないスマホのカメラで今宵の満月を写真に収めてみた。

それで満月について一句詩をひねり出そうとしたらば、
思春期の終わりころから憧れしミュージシャン、
Morrie氏の懐かしい歌詞が思い出された(笑)。



『白い子どもが赤い子どもを殺した夜は・・・』
襲撃が起こる。

狂おしき結合が破壊する性は果たして
『お前』なのか『我』なのか?


・・・。



雲一つない夜空に浮かぶ満ちた月と、
それを見つめる己の…、また背後の空に浮かぶ宵の明星…則ち金星。


古代より今に至る空蝉の私にまで魅せる幻想。


まるで浪漫(笑)。