今回は、2012年に発売された「コール オブ デューティ:ブラックオプス2」のキャンペーンモードのストーリーとあらすじを書いていきたいと思います。
ついに明日でBO7が発売。
BO7がBO2の続編であることから、過去のストーリーに興味を持った方。
昔やったけど覚えていない人向けに、振り返りの意味も兼ねて書いてみました。
BO2のストーリー全体のネタバレとなる記事なので、よろしくお願いします。

BO2のキャンペーンでは、1980年代の冷戦期と、2025年の近未来が舞台。
2つの時代を舞台に、BO1の主人公で父「アレックス・メイソン」と、その息子「デイビッド・メイソン」またがる物語となっています。
過去編の話は、老人ホームに匿われているウッズから経緯を聞きながら、回想として追体験する形で物語が進行していました。
また、BO2では初めてストーリー分岐とマルチエンディング制になっていました。
しかし、つい数日前に公開された公式動画を見る限り、残念ながらBO2では完全なバッドエンドが正史扱いとなっている様子。
BO2のトゥルーエンドは、メイソンやクロエを生存させ、メネンデスを逮捕した事でテロ計画が未遂に終わると言うもの。
クロエがウイルスを無力化した事で、世界の混乱が収まり、米中の冷戦状態が終結。
最後に、本当は生きていたアレックスが、デイビットとウッズに再会する話でした。
しかし、BO7で恐らく正史扱いされたルートは、この全てが真逆と言う事になっているようです、、、
余談ですが、1980年代の冷戦期とペルセウスとの戦いは、BOCWキャンペーンで。
その後の1990年代のアメリカ国内にスパイが潜入している陰謀渦巻く話は、BO6キャンペーンにて語られています。
前置きが長くなりましたが、BO2キャンペーン全体のあらすじについて書いていきます。
アレックスの悲劇的な結末(1980年代)
ミッション、Pyrrhic Victory、Old Wounds、Time and Fate、Suffer with Meの出来事。
時は冷戦末期の1986年。
元CIA工作員であり、前作BO1の主人公「アレックス・メイソン」は、ベトナム戦争での任務を終えて仕事を引退していました。
結構前に書いたBO1のあらすじはこちら。
そんなある日、BO1のベトナム戦争やドラコビッチを共に追っていた戦友「フランク・ウッズ」が、中央アフリカの密輸組織を調査中に捕まった事を「ジェイソン・ハドソン」から知らされます。
メイソンは、息子デイビッドに「もう任務には行かない」と約束していましたが、ウッズ救出のためにその約束を破り、戦地へ向かいます。
ウッズは、ニカラグアの武器商人に捕らわれている事を知り、メイソンとハドソンは輸送船のコンテナの中で彼を発見。
しかし、その先の建物でニカラグアの麻薬王「ラウル・メネンデス」と遭遇。
この時のメイソンの銃撃で、メネンデスは右目を負傷し、未来編では眼帯姿になります。

メネンデスは、幼少期からアメリカへの強い憎しみを抱いていました。
その背景には、彼と父が築いたメネンデス・カルテルが、CIAによって脅威とみなされて父が目の前で暗殺されたからです。
この事件以降、メネンデスは武器密売やテロ活動に手を染め、アフガニスタン紛争でも自身の私兵部隊を率いて暗躍していました。
ウッズは監禁生活で仲間を次々と失った事で、メネンデスへの復讐を誓い、アフガンでの作戦に参加。
メイソン達はムジャヒディーン側につき、ソ連軍と戦います。
その戦いの中、BO1で死んだと思われていたソ連の将校「レフ・クラフチェンコ」と再会。
尋問を経て、メネンデスがCIAに内通者を持つ事を知ります。

ここではイベントの分岐により、BO1での洗脳に抗えなかった場合はメイソンが。
もしくは、ウッズがクラフチェンコを射殺してしまいます。

その後、当時パナマ大統領で独裁者と化していた「マヌエル・ノリエガ」とCIAの取引により、メネンデス捕縛のために彼の本拠地を急襲します。
メネンデスには心から信頼し、大切にしていた妹「ジョセフィーナ」がいました。
彼にとって妹はまさに「全て」であり、この作戦でパナマ私兵によるジョセフィーナへの暴行が、彼を狂気へと駆り立てる決定的なきっかけとなります。

※この時、なぜノリエガがメネンデスの拘束を解いたのか、この伏線は次のミッションで明かされます。
この戦いの中で、怒りに我を忘れたウッズが投げた手榴弾によって、メネンデスとジョセフィーナが巻き込まれて死亡したとされています。
しかし、ウッズとメイソンは「本当にメネンデスは死んだのか?」と疑念を抱く結果となりました。
メネンデスの死から数年後、1989年。
米軍はパナマ侵攻を実施し、ノリエガを拘束して捕虜交換の材料としていました。
ハドソンから「ノリエガを生きて連れてくるように」と命じられ、作戦が進行します。
その取引現場で、頭に袋を被せられた囚人が「メネンデスだ」とハドソンから告げられ、ウッズは射撃を命じられます。
ウッズはスコープ越しの男がメネンデスだと信じて狙撃しますが、実はその男はメイソン本人だったのです。

この作戦自体が、メネンデスの巧妙な罠でした。
ノリエガは表向きはCIAと協力しているふりをしつつ、実はメネンデスと裏で繋がっていました。
また、ハドソンはこの任務中、メネンデスにデイビッドの命を人質に取られ、選択肢がない状況に追い込まれていました。
(小説や開発裏話では、ハドソンの家族も脅されていた説もあるらしい。)
メイソンを射殺した直後、メネンデス本人が現れ、ウッズの両膝をショットガンで撃ち抜いて再起不能にします。
ハドソンも別室で殺害され、「共に苦しめ」と告げたメネンデスは、幼いデイビッドと負傷したウッズを残して立ち去ります。

幼いデイビッドは、目の前で亡き父の姿を目撃し、その惨劇に激しく泣き崩れました。
こうして、アレックスは命を落とし、ウッズは車椅子生活を余儀なくされました。
その後のウッズの活躍は、BO6キャンペーンにて。

デイビッドとメネンデスとの因縁と最期(2025年)
ミッション、Celerium、Fallen Angel、Karma、Achilles' Veil、Odysseus、Cordis Die、Judgment Dayの出来事。
アレックス亡き後、デイビッドはウッズに引き取られて育てられました。
しかしウッズは、実の父を殺した罪悪感から、彼を我が子同然に育てるも、真実はずっと伏せていました。
やがてデイビットは軍人として成長し、海軍特殊部隊JSOC(統合特殊作戦コマンド)の指揮官となっていました。
コールサインは「セクション」。
デイビットは、大きく活動するメネンデスの大規模テロ計画を阻止するため、仲間のハーパーとサラザールを率いて世界各地で戦っていく事に。
ミャンマーでセレリウム奪取、パキスタンで諜報活動、そして巨大海上都市コロッサスでカルマ救出作戦など。
しかし、メネンデスを追う立場となった事で、デイビットは過去の因縁に向き合っていく事になります。
一方、メネンデスは自身のカリスマ性とネット社会を利用し、「コルディス・ダイ」と呼ばれる反米・民衆運動を作り上げていました。
ちなみにコルディス・ダイ(Cordis Die)とは、心臓の日を意味するラテン語。
メネンデスは、資本主義・帝国主義への革命として世界各地の貧困層や反体制派から熱狂的支持を集め、アメリカと中国の間に冷戦状態に近い緊張状態を引き起こしていきました。
序盤のムービーでサクッと話されていた事で、上海証券取引所へ大規模ハッキングしてテロを起こし米中関係を悪化させると言った工作活動を行っていました。
メネンデスの狙いは、アメリカの無人兵器ネットワークを乗っ取り、各国首脳を一斉に襲撃して、世界の秩序を崩壊させる事でした。
彼は最新兵器技術「セレリウム」を悪用したウイルスを作り、これを米軍のシステムに侵入させて無人ドローンを掌握しようと企んでいたのです。

戦いの中、メネンデスの居所を突き止めたデイビッドらは、仲間が犠牲になるも中東のイエメンで捕らえる事に成功します。
しかし、これはメネンデスの周到な自作自演でした。
拘束されたメネンデスは、米艦隊の空母艦バラク・オバマに護送されますが、既に彼の内通者が艦内に潜んでおり、移送中に裏切りが発生。
今まで味方だと思っていたサラザールが、実はメネンデスの内通者でした。
サラザールの裏切りで、メネンデスは艦の指揮中枢を占拠。
ずっと身に付けていた義眼に仕込んでいたSDカードを使って、ウィルスを米軍のネットワークにアップロード。
米軍の無人ドローンをハッキングし、各国主要都市へと差し向けるサイバー攻撃を発動したのです。
大統領を含むG20首脳陣が集うロサンゼルスが襲撃され、市街は無人戦闘機の猛攻で戦場と化します。
デイビッド達はカリブ海ハイチの島にあるメネンデスの隠れ家「ソルリウム基地」に強襲をかけます。
世界中の軍事ドローンを操る信号を止めるため、デイビッドはメネンデス本人と直接対決。
メネンデスを捕らえる、もしくは殺害に成功するも、テロ計画が一部でも成功した事に変わりなく、世界秩序は大きな痛手を負う結果となってしまいました、、、
そして、2035年。
死亡したはずのメネンデスが、謎めいたメッセージと共に再びデイビットの前に姿を現す事に。
2025年のテロによって引き起こされた混乱の中、新たな敵対勢力「ギルド」と呼ばれる犯罪者集団を相手に、デイビットの新たな戦いが幕を開けるのでした。
BO7へ続く…
大まかなエンディング分岐について
ここでは、キャンペーンのエンディングに直結する大まかな分岐について簡単に書こうと思います。
まずは、パナマで袋を被った男の頭を撃ち抜くか否か。
メイソンに致命傷を追わせなければ、実は生きていた世界線となります。
これでアレックスの生死が分かれる決断でしたが、BO6でアレックス死亡が正史となっていました、、、
次に、コロッサス島で、クロエが拉致されるのを阻止して生存させる。
クロエは物語の鍵を握る女性ハッカーで、生存させることがトゥルーエンドの絶対条件。
自身が開発に関わったウィルス兵器「セレリウム」をメネンデスが狙った事で巻き込まれます。
ゲームでは幾度かクロエを助け出す機会がありますが、死亡するとウイルスを止められず、軍事システムが破壊される事に。
イエメンで、デイビットの相棒のハーパーか、潜入工作員のファリドのどちらを生かすか。
細かい部分で話が変わるものの、どの道ハーパーを犠牲にしないとクロエが殺害される展開になりがちです。
ハーパーは良い相棒ですが、彼を犠牲にしないと世界が救われないのは凄く悲しい、、、
艦橋でメネンデス視点になった時、デイビットの上官であるブリッグス提督を生かすか。

生かせば、艦の防衛システムを再起動して味方を援護。
死ぬと、事前のクロエ生存フラグを踏んでいても、艦がドローンの攻撃で沈没して死亡する事に。
クロエや艦隊の生存に関わる選択なので、生かすのが正解でした。
ラストは、メネンデスを生かすか、殺すか。
ここで射殺すると、事前にメネンデスが用意していた扇動動画が世界中に拡散され、コルディス・ダイの支持者たちが各地で暴動を起こす事に。
生かした場合、メネンデスは法に裁かれるも、クロエの生存によってテロの影響が残るかが決まります。
クロエが死亡していると、米軍システムは完全破壊され、世界中が大混乱に陥ります。

余談ですが、ストライクフォースと言うサブミッションを全て成功していると、ドローン群による空母艦襲撃で中国軍が支援してくれました。
最後にゲームクリア後、メネンデスとウッズがAvenged Sevenfoldとライブで共演するネタムービーがありました。
これはクリア特典みたいなものなので、正史とは無関係です。
以上で、CoD:BO2キャンペーンモードのストーリーとあらすじでした。
























