1.精油(アロマオイル)は絶対に原液のまま肌につけないでください。
精油はとても濃度が高いので、そのままお肌につけると炎症を起こしてしまうものもあります。
ですから、必ずキャリアオイルで薄めたものを使用してください。
※キャリアオイル一覧と説明のページへ
2.絶対に精油を飲まないでください。
また、小さなお子さん(3歳未満)には基本的にアロマテラピーを行わないでください。
芳香浴は大丈夫な精油もありますが、できるだけ避けた方が良いです。
3.精油は、大人であってもその人の状態によっては使うのを避けた方が良いものがあります。
妊婦の方は、精油を使うのを(特に芳香浴以外で)基本的には避けた方が良いでしょう。
出産の直前に使うと良い精油はあるのですが、
妊娠初期~妊娠中は「早産の危険を避けるためにも」精油を使用するのは止めましょう。
妊婦の方が使用しても少量なら大丈夫な精油をリストアップしました。
ベルガモット、サイプレス、フランキンセンス、ゼラニウム、ラベンダー、レモン、ライム、
サンダルウッド、スペアミント、オレンジ、パチュリ、ネロリ、ジンジャー、グレープフルーツ
※芳香浴のみで楽しみましょう。
授乳中の方も、基本的に芳香浴のみにして、アロママッサージはしないほうが良いです。
リストに入っていないものでも、気分が悪くなったり合わないと感じた場合には使用を中止しましょう
4.3以外で避けた方が良い精油について。
敏感肌の方、乾燥肌の方が気をつけたほうが良い精油
バジルスイート、ベルガモット、ブラックペッパー、ペパーミント、スペアミント、シナモン、
ジンジャー、ジンジャーグラス、グレープフルーツ、レモングラス、レモン、ライム、
オレンジ、マンダリン、タイム
てんかんの方が気をつけたほうが良い精油
ローズマリー、セージ、タイム、フェンネルスイート、ヒソップデクンベンス
運転前、集中力が必要なときに避けたほうが良い精油
※逆に言うと、リラックスしたいときに使うと良いということですね。
マージョラムスイート、ナツメグ、クラリセージ、フェンネルスイート、エレミ、セロリ、
アニス、グアヤクウッド
就寝前に使うのを避けた方が良い精油
※興奮作用がある精油なので、元気になりたいとき(気分を浮上させたいとき)に使用すると良いでしょう。
カルダモン、ユーカリ、ジンジャー、ペパーミント、パチュリー、パイン、ローズマリー、
スペアミント、セージ
5.精油を使うときに避けた方が良い状況について。
◎飲酒をしながらアロママッサージを行わないでください。
芳香浴だけの場合もごく少量のお酒のみにしてください。
一番良いのは、アロマテラピー中にお酒を飲まないことです。
◎アレルギー体質の方は、パッチテストを行ってから精油を使いましょう。
少し面倒かもしれませんが、自分のためです。アロマテラピーを安全に楽しみましょう。
◎病院の薬を服用中の方は、念のため病院の方にアロマテラピーをしても良いか確認してください。
また、確認する際には精油の名前も伝えましょう。
◎柑橘系の精油を使用した後は、太陽の光を絶対に浴びないでください。
精油(アロマオイル)というのは凝縮されたものです。上手に使えば、お肌も心も良い状態へと導いてくれる道具になりますが、いくつか守らなければならないこともあります。
柑橘系(一部例外を除く)のアロマオイルを使用した後に陽の光を浴びた場合、
お肌が炎症をおこしたり、発疹が出来たりしみになったりすることがありますから、
柑橘系のアロマオイル(一部例外を除く)をマッサージに使用した場合はむやみに陽の光に当たらないようにしましょう。
肌に付けず、単に芳香浴を行っただけ(匂いをかいだだけ)の場合は、外出して太陽の光を浴びても問題ありません。(※濃度1%以下を守ってください)
別の箇所でも説明してますが、とても大切なことなので念のため。
禁止事項が並んだので、ためらいを覚えた方もいらっしゃるかもしれませんが、
ルールさえ守れば、むしろ生活に活気を与えてくれたり、不眠を緩和させてくれたりと良いことが沢山あります。
ですから、アロマテラピーをぜひ楽しんで、すばらしい毎日を送ってください。