街はクリスマス。
平日はいたって平和なパリ。


ここのところ、毎週土曜日にシャンゼリゼ付近でデモ隊と治安部隊が衝突しています。

Gillet jaune(ジレ・ジョンヌ=黄色いベスト)を着て、燃料税の引き上げに抗議する大規模なデモが行われました。

私はシャンゼリゼから離れた左岸の住宅地に住んでいるので、実生活に影響はありません。

賛成意見も反対意見もきちんと声に出して表明するフランス人は素晴らしいと思います。
生活に関わる大切な内容なので、抗議運動そのものに異議はありません。

ただ、デモ隊に便乗して暴れまくる輩がいるのは大変遺憾です。

だいたい人のクルマを勝手に燃やしたり、建物を破壊するなんて、いかがなものでしょう。
ワールドカップ優勝の時もそうでした。

近隣にお住まいの方は怖い思いをなさっているようで、胸が痛みます。

近所のスーパーにちょっと買い物に行ったら急に暴動が起こり、自宅に戻れないばかりか催涙ガスまで浴びて、もうどうなることかと思った(泣)…という話を友人から聞きました。

かわいそうに4時間も自宅に入ることができなかったそうです。


こちらはオペラの老舗デパート・ギャルリーラファイエット名物の巨大ツリー。
今年はピアジェさんが協賛しているようで、ブルー系のツリーでした。

先週土曜日、デモ隊に備えて早く閉店したそうです。
クリスマス商戦宴もタケナワな時期なだけに、売上にも影響したことでしょう。

土曜日の夜、メトロに乗ったところ、閉鎖駅のアナウンスがずっと続いていました。
シャンゼリゼ通りやオペラ座付近のメトロの駅は安全確保のため、閉鎖されていたようです。

昨日、増税を半年間延期すると発表されたようですが、どうなることでしょう?

今のところ、今週土曜日もデモが呼びかけられているようなので、外出を控えようと思います。

パリにお住まいの方やパリに来られる方はくれぐれもご注意ください。