フランスのスーパーでは、野菜や果物はパック売りよりも量り売りの方が多く、日本に比べると何かとラフです。

生産者さんが箱詰めしたものをそのままバサっと並べていて、作業的には無駄がありません。
ただし、食べ頃をとうに過ぎたであろうものも普通に並んでいます。

この光景を見慣れると、日本人は頑張りすぎなんではないかと思えてきます。


量り売りのものは、自分で必要なだけ袋に入れます。
勝手に1個つまみ食いして、味を確かめてから買うオバハンもいます。

サクランボの美味しい季節ですが、傷んだサクランボが必ず混ざっているという試練。

うっかり傷んだサクランボを触ってしまい、指先がにゅるっとしたときの衝撃ったらありません。
今のところ、にゅるっと遭遇率100%です。

指先がベタベタのままレジで会計し、ベタベタのまま帰宅し、ベタベタのまま家の鍵を開けます。

ティッシュで指先を拭いている人を見たことはないので、ズボンなんかでシレッと拭いちゃっているんではないかと。

もっとも日本では傷んだサクランボが混在することはないでしょう。


傷んだサクランボを触らずに済む技を習得するか。

または、指先がにゅるっとするぐらいで動揺しない強いハートになるのか。

私はどちらの方向に向かうべきなのでしょうか?