古物市のことをフランス語でブロカントと言います。

ブロカントにはガラクタから価値のあるものまで、いろいろなものが並びます。
プロの出店もあれば、一般人がフリーマーケット的に出店していることもあります。

毎週末、パリのどこかしらで開催されていますが、暖かくなったのでシーズン到来です!


実は、ヴィンテージスカーフやご依頼品の買付をするために、ここのところフル出動なのです。
(だいぶ日焼けしました。)

激安なイメージがあるかもしれませんが、安くない場合も多いです。
価格表示がなかったり、ものすごく高い価格表示だったりするので、その都度価格を確認しなければなりません。

パリで有名どころのクリニャンクールやヴァンヴは品数が豊富なのですが、観光地化していて、高い価格を言われることがあります。

地元民が利用するブロカントの方が買付しやすいと感じます。


当初はこれらのやり取りが苦痛でしたが、今では楽しみのひとつになりつつあります。

達者でもないフランス語で世間話をしているうちに、勝手に価格が下がっていくこともあるので、もうビックリです。


髪飾りは1910〜30年代あたりのものだそうです。
細工が細かくて、当時の雰囲気もあり、コンディション良好でフォーリンラブ。
下の子はまさにアールヌーヴォー。


私もさすらいの露天商になりたい!と思い立ち、ディスプレイ用にライティングボックスを購入。
やけに年季が入ってると思ったら、100年ぐらい前のものだとか。

中のスカーフは買付品です。


以前から気になっていた2人組を自分用に。
この人たちも意外に古くて、1920年代製らしく、長期使用前提のものづくりをしているなと感心。

ブロカントをハシゴして、この他にもいろいろ買付しました。


メリーゴーランドの馬?

たまたま東京のFちゃんとパリには動物の剥製屋があるらしい!という話をしていたので、動物ものがやけに気になりました。


この国の人たちは鹿の足にいったい何を掛けるつもりなのか…

という訳で、パリのブロカントをレポートしました!