ふと、人はいつから濁ってしまうのかと思った


ふらっと立ち寄った書店で、母親らしき人が幼い男の子に

「変な人に連れていかれても心配だし...」

と言っていた。


世の中、様々な価値観があり、それが周囲から認められないような、いわゆる不審者と呼ばれるような人間もいる。

ただ、そのような人がどれほどいるというのか。

言葉はよくないが、まともな人の方が圧倒的に多いだろう。

しかし、大人になってしまうと性悪説に染まってしまうのだろうか、人間は悪いものであるという前提があるように感じる。


私もそうだ、そう多くはない、強く意見を言ってくる保護者から、全ての保護者を恐れるようになっている気がする。


子どもたちはそうではない。

よっぽど捻くれていない限り、人間はみんないい人だと思っているように感じる。


支援を諦めかけていた子でも、私を慕って、守ってくれる。

突然教室から消えた私でも、しばらくして教室に行くとみんな温かく迎えてくれる。


何て尊いのだろうか。


人はいつから濁ってしまうのだろう。

性善説から性悪説に染まって行ってしまうのだろう。


苦い現実を突きつけられたような、なんとも言えない気持ちになる。