Half-A-Room -110ページ目

雨と褥

雨が降っているというのに

しまった

部屋の窓

開けっ放し


ああ

会いたいなあ


あめの音が

あたしのなかに染み込む

あたしのなかにとけ込む


ああこれは

夜だからだ


濡れなくてすむからだ

ただこうして

ここからみていればいい

ただ、音に

寂しさを濡らしてもらえばいいからだ


今日は

水よう日


どこまでもあたしを濡らしてね

なにもかもがどうでもよくなってしまう前に

朝が来るまえに


寝まきのすそが水を吸う、 吸う

からだは雨を含んで

ちいさなベッドに浮いている


もうすぐ

全部が

溶けて無くなるはず



ほら、


朝が来た、