雨と褥
雨が降っているというのに
しまった
部屋の窓
開けっ放し
ああ
会いたいなあ
あめの音が
あたしのなかに染み込む
あたしのなかにとけ込む
ああこれは
夜だからだ
濡れなくてすむからだ
ただこうして
ここからみていればいい
ただ、音に
寂しさを濡らしてもらえばいいからだ
今日は
水よう日
どこまでもあたしを濡らしてね
なにもかもがどうでもよくなってしまう前に
朝が来るまえに
寝まきのすそが水を吸う、 吸う
からだは雨を含んで
ちいさなベッドに浮いている
もうすぐ
全部が
溶けて無くなるはず
ほら、
朝が来た、