父の特養に、母の遺産分割協議書の捺印と署名をもらいに行きました。
その帰りに、父の泌尿器科の病院を通りました。ここはかつて頻尿に対して抗コリン薬を処方し、その後、とてつもなく父の認知機能が衰えたので、ほかの総合病院の医師たちも危惧し抗コリン薬がまずいのではないかと聞くも「そんなことないでしょう」と一蹴に伏そうとした医師がいたところ。
そこが、名前を改めて新装開店していました。
医師はそのまま。
きれいだから、また人が行くのかな。
でも、私はもう絶対に家族をかけたくない病院です。
抗コリン薬をやめると言うと「そんなの心配しすぎ。そんなこと心配していたら薬なんて飲めなくなるよ」とたしなめる医師がほとんどだったけれど、本当にあの薬をやめてよかった。
出版界の人間で、文字が大好きな父が、「しりとり」がなにかすらわからなくなり、ぼーっと過ごすようになっていました。が、やめたら、元通り。
そう考えると、父の毎月1万を超える書籍代も…まぁ
あの頃に比べると
まぁ
ああうん
って思えるわ。
なお、子供と私はほぼ古本です。
著作家の先生方、印税はいらずにごめんなさい。