アグエイアスのドリームスペルカレンダーは、どのようにして、そしてなぜ、考案されたのか? | KOZYo(^O^)oHAPPINESSのブログ

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アグエイアスのドリームスペルカレンダーは、どのようにして、そしてなぜ、考案されたのか?

How and why was Argüelles Dreamspell calendar invented?


by Carl Johan Calleman


http://www.calleman.com/content/articles/dreamspell_how_why.htm



カール・ヨハン・コルマン


 マヤの人々が数千年にわたって保ち続けているカレンダーを使わずに、ホゼとロイディーン・アグエイアスがどのようにして、そしてなぜドリームスペルカレンダーを考案したのかは、ずっと謎のままである。だが、ここにきて、ステファニー・サウスが書いたホゼに関する伝記と、これに対して寄せられたホゼの先妻のミリアン・タルコフの手紙によって、いくらかが明らかになってきた。私はここで、彼女とは違う視点から、明らかにされてきたことが多くの人々にとってもまた、とても重大な結果をもたらすことを指摘したい。人々はホゼにマヤ暦についての導きを提供してくれることを、ずっと望んでいたのだ。


 ホゼ・アグエイアスは、私を含めたマヤカレンダーの研究者の誰よりも早く、このカレンダーが現代の人類にとって極めて重要な知識を内包していることを理解していた。
1986-87年にかけて、マヤン・ファクターの執筆とハーモニック・コンバージェンスを呼びかけることを通じて、彼は強い影響力を伴う重要な役割を果たした。


だが、ハーモニック・コンバージェンスは本来のマヤ暦に基づいていたにもかかわらず、(このカウントの1イミシュと2イクは、トニー・シェアラによって与えられた)(訳者注:1イミシュと2イクは、マヤ暦のツォルキン暦の20カウントの最初の2つ。これが現代暦のいつにくるのかを、トニー・シェアラがホゼに教えたと推察される。)ホゼ・アグエイアスは、後にこれをドリームスペルカレンダーに変更してしまった。その理由がこれまで説明されたことはなかったが、やっと謎を解くパズルを組み立てることができそうだ。


 私は、以前に、ドリームスペル”マヤ”カレンダーは、ホゼとロイディーンの誕生日がツォルキンにおいて「マスターナンバーである」11と22になるように、意図的に設定したものだろうと指摘した。(http://www.calleman.com/content/articles/hidden_agenda.htm )


そのために、とても多くの人々が、正しいマヤカレンダーを使っているという幻想の下で、知らないうちに彼らのエネルギーを、ドリームスペルを作った”マスターたち”に捧げていたことになる。


さらに、ドリームスペルはホゼとロイディーンのキンナンバーを基にしていることから、このカレンダーを使う人々のキンナンバーは、”マスターたち”との関係によって定義されていたのだ。これは、考案者への信奉を作り出すためには最適なスキームだが、本来の宇宙的マヤカレンダーのエネルギーとは決して相容れないものだ。


新しいカレンダーの根拠を説明するのは何の困難もない容易なことなのに、ホゼとロイディーンがその説明に心を砕いてこなかったところをみると、そのようなスキームが、このカレンダーの起源だったことは間違いないであろう。


ドリームスペルのツォルキンを実際にどのようにデザインしたのかを知っているのは、ホゼだけだった可能性はあるだろう。しかし、新しいホゼの伝記では、なぜ、正しい宇宙の形態を表現しているマヤカレンダーを置き換えて、新しい”マヤ“カレンダーが作られたのかは、触れられていない。


 しかしながら、新しいホゼの伝記に出ている、「東洋の太陽が西洋の太陽と第33階位(33rd degree) において出会うとき」という、ホゼ・アグエイアスが語った夢を通じてドリームスペルがデザインされたという説明は、ヒントを与えてくれるだろう。(おかしなことに、この夢が重要だと言いながら、ホゼにとって33という数字が実際に何を意味しているかは決して語られず、伏せられたままなのだが。)(訳者注:33rd degreeというのは、フリーメーソンの最高階級を表すことばでもあり、この33rd degree Masons が関わって、グレゴリオ暦の2012年12月21日にマヤ暦が終わるという間違ったマヤ暦がつくられたという情報について書かれた著作があります
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:ULtNqWLC_pgJ:www.amazon.co.jp/2012-Mayan-Calendar-August-Noble/dp/1411605802+33rd+degree+Mayan+Calendar&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&client=firefox-a&source=www.google.co.jp


それでも、33という数字に魅了されて、ホゼとロイディーンにキンナンバーの11と22が与えられるように、このドリームスペルカレンダーを考案したという推測は、そんなに的外れではないだろう。誰が見ても11+22は33なのだから。マヤを33年間研究してマヤンファクターを書き、明らかにこのマスターナンバーに魅了されていた男の前に、33歳のステファニー・サウスが現れて、彼の夢の新しい意味を教えたときまで、これが(33の数字への魅了が)続いていたのだろう。


そうすると、ドリームスペルカレンダーとは、ホゼ・アグエイアス個人のカレンダー以外の何物でもないだろう。アグエイアス個人の神話における33という数字の多さ(これは偶然にもフリーメーソンの最高階位と一致する)や、別の文献(http://www.tortuga.com/archives/library/28meditations/28med26.pdf )で、彼自身のキンナンバーと力を関連させようとしていることから、そのようにしか思えないのである。


「再び、ここに天上の都市トランが戻ってくるサインがある。そしてさらに、スタートラベラー、アバターのサインが、今度はスペクトルの猿のサイン、キン11とキン22とともにある。それは、誰でもわかるように足すと33になる。これがメディテーション26である。そして、私たちは33番目の調和に入っているのだ。全ては幻覚であり、私たちはそれをここであなた方に説明しよう。そして私たちは語りかける数字であり、あなた方は聞いている数字なのだ。私たちは、みな共に数字なのだ。」


あるいは
「トゥルングパ・リンポチェ[アグエイアスの仏教の師]は11番目のトゥルングパである。パカル・ヴォタンはナハ・チャン王朝の11番目の統治者である。アバター、スペクトルの猿[ホゼ・アグエイアス]は33を構成する3番目の11である。33の秘密を知ることは神秘的である。今日、私たちは、33番目の調和に入っている。自分のエゴを取り除かなければ、この神秘を理解することはできないだろう。深遠である。これが神秘の意味するものである。」


 このような文章を見れば、アグエアイアスが、彼個人の神話に合わせてマヤカレンダーをドリームスペルに変更したことは疑いようがないだろう。私は、カレンダー形式を使って個人の神話を創造すること自体は、悪いことではないと思う。多かれ少なかれ、私たちは誰でも、自分だけの神話や、自分だけの年代記すら持っているのだ。


だが、大いに間違っているのは、他の人々、この場合には誠実で純粋にマヤカレンダーを求める人々を、それと知らせずにこのような神話に引き込んだことである。上述したミリアン・タルコフの反論を考慮すれば、アグエイアスが、キン11と22が語り、その他のキンが聞いているということを「幻覚」だと考えていても、驚くことはない。(訳注:先の「私たちは語りかける数字であり、あなた方は聞いている数字なのだ。私たちは、みな共に数字なのだ。」というアグエイアスの言葉は、彼の本心ではない、という意味だろう。) 


このような話は、関心のない人には全く馬鹿げているだろう。けれども、マヤカレンダーを信じる人々の大半は、おそらく真に受けてしまうだろう。私の立場から見ると、このドリームスペルカレンダーの隠された動機によって、何千もの人々が、正しいマヤカレンダーから遠ざけられているのだ。正しいマヤカレンダーこそが、目的を持って未来を切り開いていきたいと望んでいるすべての人々にとって鍵となるのだから。


ドリームスペルのスキームは、正しいマヤカレンダーの本質部分の大半を闇に置き去りにしてしまう。そろそろ、消費者の権利の名において、ハーモニック・コンバージェンスが基づいていたもともとのマヤカレンダーがなぜ変更されたのか、ドリームスペルカレンダーの考案者とこれを教えている人々は、はっきりと説明すべき時ではないだろうか?ドリームスペルカレンダーの成り立ちが十分に明らかにされないかぎり、ドリームスペルと正しいマヤカレンダーの2つが調和することはないだろう。


Carl Johan Calleman
www.calleman.com