EPochセミナー 11月度のお知らせ
11月17日
リアライン・コンセプトに基づくコアセラピー
~胸郭および骨盤のリアライメント~
11月24日
膝関節障害に対する理学療法
~免荷時期から復帰まで。スポーツ最前線からの知見~
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非特異性腰痛
それは腰痛の85%を占めると言われています。
病院の患者様の中にもたくさんおられるのではないですか?
今日は非特異性腰痛の分類と、筋筋膜性腰痛のおさらい、
そしてその治療法について書いてみたいと思います。
非特異性腰痛は、そのほとんどに神経症状が無いため、MRIなどの検査では腰痛の原因が分からないと言われます。
言いかえれば、腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症などでは無い、ただの腰痛というわけです。
ではそれらについてどのように評価・治療をすすめればよいでしょうか?
所見と症状を綿密に分析することで、次のような分類が可能です。
・筋筋膜性腰痛
・椎間板性腰痛
・椎間関節関節
・仙腸関節性腰痛
今日は筋・筋膜性腰痛についておさらいしてみましょう。
筋・筋膜性腰痛は、筋肉の緊張や硬さが原因でおこる腰痛で、
不用意に体をひねったり、重いものを持ち上げようとして発症する場合が多いです。
一方で、長時間同じ姿勢・無理な姿勢でいたために筋肉が疲労して起こる場合や、
運動不足・肥満などで起こる場合もあります。
私自身もデスクワークが多いので、腰痛を少し患っておりますが
確実に非特異性腰痛の対象ですね。
筋筋膜性腰痛は、筋肉に強い力がかかったり、急に引き延ばされたりして、筋膜や筋繊維が傷いて急性の強い痛みが起こります。
あるいは持続的に筋肉が緊張し続けたりしたことで、筋肉内の血流障害が起き、慢性的なコリや痛みを起こすケースも多いです。
そして筋筋膜性腰痛は、非常に多くのケースでその他のタイプの腰痛と合併して現れることが多く、
元々の原因による腰痛をさらに増悪させ、痛みのパターンを複雑化する要因となります。
これらを治療するには筋肉だけではいけません。
うまく関節のリアライメントを行い、姿勢を調節するメンテナンスが必要となってきます。
(もちろん筋肉へのアプローチが重点的に必要な場合もあります。)
ではその治療方法はどのようにすればよいのでしょうか?