映像レベルの低いところでマッタリと見たので、低レベルなことしか書けませんが、とりあえず。
試合開始から、恐ろしくスローな展開で試合はスタートしました。
2戦合計のトーナメント戦であることを差し引いても、恐ろしく見てられないほど、お互いがチンタラとサッカーをしていました。
プレスは弱く、ボールは後に下げるばかり。
全くリスクを冒さない「サッカー」という名の「球転がし」でした。
ただ、鹿島としては、セレッソの中盤の選手が、五輪や移籍で選手が総入れ替えされたので、どういうサッカーをしてくるのか様子見があったように思います。
その鹿島の様子見のチンタラサッカーにまんまとお付き合いしてしまったセレッソ。
鹿島は、『何も変わらない、こんなもんか』と、ちょっとギアを入れてきたなと思ったら、セットプレーから失点。
正直、
『このチンタラな、お互いにリスクを冒さない展開で、セレッソは失点してしまうの????』
っていうくらいビックリした。
で、その3分後には、またあっさりとスルーパスを通されて、失点。
あっという間に、2点のビハインド。
『なんじゃ、このザルっぷりは????』
と。
で、この後も決定機の雨あられを作られるけれども、鹿島の拙攻や、GKジンヒョンのファインセーブに救われる。
守備に関しては、どこでボールを奪おうとしているのか全く見えませんでした。
ただ、緩いアプローチで、スペースを埋めようとしているだけにしか見えなかった。
ゆるゆるのプレスだから、簡単にDFとDFの間を通されたり、スルーパスで裏を狙われたりとやられたい放題。
33分に、丸橋のクロスから、曜一朗が見事なヘディングシュートを決める。
唯一の決定機を決めてしまったあたりは完全にラッキーだった。
これがあったから、まだ前半の残りは気持ちを切らせずにやれたと思うし、これが無かったら、前半だけで4-0とか、5-0とか、十分にあり得た。
早い段階で、『まだ1点差』という思いがあったからキレずにやれたんだと思う。
これが、3-0になった時点で、もう前半のうちから、完全にチームはバラバラになっていたんじゃないかと。
そういう意味では非常にラッキーだったと思います。
後半は、ソアレス監督のゲキで盛り返したとはいえ、負けているチームがリスクを冒してでも攻めるのは当たり前のことで。
前半から、サッカーができないで、先制点を奪われて、後手に回って、後半攻めるも守りきられて、勝点0。
これ、何回繰り返していることか。
弱いチームの象徴でもある試合展開だとは思うんだけれども、打つ手がない訳ではないように思えてしまいます。
今日、先発した村田や、途中交代で入った舩津、永井龍、吉野 など、なぜ先発から積極的に使っていかないのか?
今の助っ人に期待を寄せるのは、もう限界に近い。
十分に時間を与えられたけれども、結果を出せなかった。
使い続ける理由が見えてこない。
他に、戦える戦力がいそうなものだけれども、拘る理由が分からない。
同じ負け方をするのであれば、出場機会や出場時間に恵まれていない 村田、舩津、永井龍、吉野といった選手をどんどん使って欲しい。
4-2-2-2なら、2列目なんて、吉野と村田でいいと思う。
吉野は視野が広くてテクニックがあってボールを捌けるし、アイデアを豊富に持っている印象を受けた。
村田は、カットインして、ゴールに迫る動きが出てきて、プレーの幅が広がりつつある。
2列目が、テクニック系の収まる選手と、ドリブラー系の選手の組合せはバランス的にもいいと思うのですが・・・。
まあ、90分トータルで見れば、負けるべくして負けた試合。
ソアレスさんは、引分けが妥当だとかコメントしていたようですが、チームに自信を持たせるためと、自身の保身の為にすぎない。
補強も進みつつある。
そして、ソアレス監督も、助っ人も、もう、いい訳は効かない状況になりつつある。
あらゆる意味でリミットは限界に近づきつつある。