鎮座地:新潟県柏崎市高柳町高尾(旧高柳町)

御祭神:彌都波能賣命(罔象女命)

式内社:鵜川神社 三嶋郡六座のうちの一座(論社)

旧社格:村社

 

 旧高柳町高尾の黒姫山に鎮座する。景行天皇の御宇、武内宿弥が諸国巡視にて当国を訪れた際、瑞雲のたなびく黒姫山を見て、尊い神が鎮座していられることであろうと遥かに尋ね登られたところ御神託があり、舟の大倉山という所に瑞殿を建立され、大倉氏の祖先が宮司となって奉祟してきたとのこと。天武天皇の御宇、十町子丑の方へ社を引き更に、風雪害で倒壊のため応永2年(1395年)現在地へ還座したという。
  彌都波能賣命らが当地へ磐の船で黒姫山でお出の折り、多くの鵜が案内したとする伝承が鵜川神社の名称の由来とされる。

 

 黒姫山という名前の山は日本に3つあり、区別のため地名を冠して刈羽黒姫山(新潟県柏崎市:標高891m)、青海黒姫山(新潟県糸魚川市:標高1,121m)、信州黒姫山(長野県信濃町:標高2,053m)と呼ばれる。柏崎市の黒姫山は毎年5月の最終日曜日に山開きが行われ、磯之辺登山口より黒姫山山頂を目指し、山頂下の鵜川神社で、安全祈願祭と大倉神官の講話、豚汁の振る舞いがあります。

 

 令和元年参拝しようと思っていたが、熊が怖かったので少し寒くなってからと12月(今シーズンの新潟は暖冬で雪がない)になって、登山靴を履き、里宮である黒姫神社を先に参拝。宮司さまより黒姫神社の御朱印を戴いた際にお聞きすると、黒姫神社周辺は積雪がなかったが、鵜川神社はたぶん1m位あり、登山は難しいと言われ、同じ御祭神で里宮なので2度参拝してくださいとのことで、鵜川神社の御朱印も戴きました。5月末の山開きに参拝したいと思います(日付にかかる印が90度ずれているので、これも改めて参拝しなさいということと思います)。

 

 

 

 

 遠く山頂にも手を合わせました。