ヒスイネタと順番を迷ったけど、時系列的にこちらを先に投稿します(もったいぶってる訳ではありません。お宝ゲットでもありませんし)。
今年のGW、長野に一泊で旅行に行きました。一番の目的は国宝松本城。2021年に2005年以来、16年振りに行く計画を立てたのですが、コロナでキャンセル。今回18年振りに行ってきました。
こちらは18年前に撮ったもの(松本城2005)
で、こちらが今回(松本城2023)
現存12天守、国宝5城の内の1つで、400年以上経つお城なので18年くらいで変わる訳ではないのですが、お堀の水質が悪化しているような・・・写真はほぼ同じアングルですが、どの角度から見てもカッコいいです。
18年前は、さほど並んだ記憶はないのですが、今回は天守に登るのに110分待ちでした。別の観光地に寄ってから12時過ぎに着いたのですが、待ち時間の長さに出直すことしにして、一旦、松本城を離れ、昼食をとり、松本市美術館(草間彌生の出身地なので草間作品がウリです。こちらもおススメ)に行き、15時半に再訪。待ち時間は90分になっていましたが、並び始めると110分。この日最後の観光地だったので時間を気にせず並びました。
中に入れたのは5時半くらいだったかな。
お殿様も同じ景色を見たんだろうと思いを馳せます。前回来た時には気付きませんでしたが、天守の屋根には
守護神二十六夜社が勧請されていました。謂れについては、実際に訪問すると説明の看板があります。気になるかたは行ってみてください。
帰り際、4階(最上階は6階)付近で、床のササクレが長男の足に刺さるアクシデント発生。お城を出た後、事務所で針と毛抜きを借りて棘を取ることに
準備されているあたりからして、時々いるんでしょうね。
摘出した棘は、数分前まで国宝の一部だった訳で、長男にどうする?と聞くと「持って帰る」とのこと・・・
そしてこれが、我が家にやって来た国宝
なんてアホな親子なんでしょう。
帰りは夕日がお城を照らしていました。逆さ松本城。
ちなみに、翌日に巡ったもう1つの国宝もご紹介。
国宝仁科神明宮
寛永13年(1636年)を最後に本殿全体の式年造替は行わず、部分的な修繕を行っており、現存する神明造として最古。
本殿・中門・釣屋が国宝に指定されている。
伊勢神宮は唯一神明造で伊勢神宮だけに許されている様式なので、仁科神明宮とは異なる点もありますが、壁から独立した棟持柱や破風板がそのまま千木となっているなど、古式の構造美を見ることができる。周辺の巨木も素晴らしい。
コロナ禍以前に購入した『神々が見える神社100選』という本で知り、いつか訪れたいと思っていたので、やっと叶いました。
個人的な見解ですが、世界遺産より国宝の方が好きです。
批判を恐れずに言えば、新潟県は佐渡金山を世界遺産にと一生懸命だけど、仮に世界遺産になれなくとも、日本の遺産として誇りに思っていれば、それでいいと思ってしまいます。
そもそも世界遺産は「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて登録されるので保護が目的のハズだけど、観光需要目的が露骨過ぎる。1つの国が毎年1件しか申請(推薦?)できないのも、保護が目的ならば、守るべきものは沢山あってもいいのではという気がするけど、難しい問題がいろいろあるんだろうな。
まぁ、そういう私も国宝につられて観光してる訳だし…
いつかヒスイ峡も世界遺産に!なんて時がくるのかな?
なんだか面倒な話に脱線してしまいましたが、国宝のカケラが我が家にやって来たという話でした。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。