10月に拾った”謎の鉱物X”(拾った時の話、結晶観察の話)。
その後も気になっています。正月にネットを見ていたら『鉱物肉眼鑑定事典』なる本を発見。中古でいいやとメルカリを検索すると定価の半額くらいで比較的きれいなモノを発見。「よしっ!」と思ったのもつかの間、他の方に先を越されてしまいました。しかし、よく調べるとそれは第1版。2021年9月に内容が増補改訂された第2版が出版されていました。さすがに中古では見つけられずネットで購入。
帯の様に見えるのは帯ではなく帯に見立てた表紙。「ルーペと条痕食で見分ける鉱物鑑定のポイント!」とても惹かれるコピー!
表紙カバー裏には以下の通り記載されています『~きれいな結晶の写真が満載されている図鑑は、見ているだけでも楽しいものですが、野外で採集した鉱物の「何だろう!?」には答えてくれないかもしれません~』。「そうそう!そうなんですよ!だからこの本を買ったんですっ!」期待が高まります。
本の最初は、分類、光沢、晶系の特徴など、基礎知識が書かれています。そして約120種の鉱物の鑑定要素(劈開、光沢、硬度、磁性、結晶面、条線、色、条痕色)が写真とともに紹介されています。
そして、この鉱物は何か?
結局、私には良く分かりませんでした。
難しいですね。
でも、一つ気付いたことがあります。UVライトを当てた時に
↑こんな感じで、蛍光していないと思っていたのですが、周りの明かりを消して暗い所でUVライトを当てると
何だか、赤く蛍光しているみたいです。
動画がこちら↓
この本には、蛍光についても記載がありますが、同じ種類の鉱物でも微量な成分の違いにより、蛍光の有無、強弱、色調の変化などがあり、UVライトの出力によっても蛍光の有無、強弱が変わるので、参考程度にしましょうとありました。また、いくつかの例が示されていて、蛍光の有無や色調で鉱物鑑定をするのは、簡単ではないと書かれていました。
しかし、蛍光鉱物の例として19種類の表があり、この中から近いものとなると、方解石なのかなといった感じです。
ちなみに、ある国のおみやげ屋で販売されていた強力に発光する蛍石を調べたところ、蛍光塗料が被覆されていて、割ると内部は普通の蛍石ということもがあったそうです。偽物にも注意が必要だそうです。そういえばミネラルマルシェで○○産強蛍光フローライトなんて見たけど、あれはどうなんだろう?
謎の石、何か分かればまた記載します。