王子と離ればなれの生活になり、夜勤も減らされて、ただ忙しいだけの、ストレスばかりの毎日な中で、1年を振り返り、日記が途中だったことを思い出した。
もう二度と来ることはありませんようにと願っていたのに、重い足取りで
5月23日 放射線科受診
朝早くのJRでミニーを連れて札幌へ向かった
汽車の中で泣いていたミニー。頭を撫でて、ずっと手をつないでいた。
他の動物病院と違う、何か異様な、独特の雰囲気。
事務員の応対も人の話聞いているのかいないのか、不快な感じ。
トイレもなまら汚いし。
0時から絶食してまたCT検査を受けた。後から気づいたことだけど初診で検査しているのに必要あったんだろうか?
検査の結果について説明もなければ画像も見せてもらえず、
放射線治療といっても、どのような内容でどんなスケジュールで治療が進んでいくのか、
説明は無く、
何が何だかさっぱりわからない。
“いつから治療しますか?”
“飼い主さんで決めてください”
以上。
はぁ!?
と~っても感じ悪っ!
超偉そう。
これが天下の北大獣医学部、アメリカで学位を取得したという、日本で数人しかいない偉いお医者さんの診察だった。
昭和オールウェイズの、偏屈ドクターの典型。傍にいた腫瘍科の若造も上から目線で、聞いたことしか早口で答えない。
頭のいい人たちって、自分たちが知っていることは相手も知っていて当然だと思うのかな?
ミニーもウーとかシャー唸っていた。
その横っ面思いっきり引っ掻いてやれ。
ここで思いっきり文句を言えたらどんなにすっきりするだろうか?
そんなに不満なら他へどうぞと言われるのがおちだった。
生かすも殺すも医者のさじ加減…
こんな言葉が頭をかすめた。
この偉そうな医者と対面したのは1度きり。ミニーの治療の間も一切顔を出さず、経過の説明は無し。
しかも治療が終わった後腫瘍が小さくなったかどうか?の再検査はされなかった。
え~っ!?
効果があったかどうか、どこでわかるの!?
頭の悪い私には到底理解できない。
治っているかどうかもわからず、くしゃみ・鼻水が出るだけで“再発か⁉”
なんて不安でいっぱいになって、
これからどうなっていくんだろうって、
ただ切なくなってくる。
もし再発したら?
また北大に連れていくのか?
ちゃんと治してくれているのかわからないような病院に、たぶんもう行くことはないだろう。
最期の看取りができればと思う。
北大動物医療センターの医療水準はトップクラス、医者の態度のでかさもトップクラス。
飼い主に求められるのは、経済力と忍耐力。