2020年6月10日6時30分、ミニーは虹の橋を渡りました。
鼻腔型リンパ腫の放射線治療を受けてから二年の闘病生活でした。

あとひと月で10歳の誕生日だったのに。






家が広くなった分、心の穴も広くなった気がします。
居なくなって直ぐの時は火葬とか保険の手続きやらで忙しくて、
正直落ち込んでいる場合じゃなかったんですが、落ち着いた頃に、

“あっ、もう居ないんだった…”

窓辺で待っている姿も、
玄関まで出迎えてくれる姿も無い、疲れて帰った時はあの姿にすごく癒されたのに…💦
今では疲れて帰っても、クソ暑いなか猿がソファでふんぞり返って寝ているだけです💢

ミニーはこの家に来て幸せだったのかな?
お母さんや兄弟たちと突然離ればなれになって、手術されたり放射線治療を受けたり辛いことばかりじゃなかったかな?
近づいても逃げられないだけ、少なくとも嫌われてはいなかったと思いますが。

私たち家族はとても幸せでした。
一緒に汽車に乗って窓の外眺めたり、
車でお兄ちゃんのいた恵庭に遊びに行ったり、
何気無い日常がミニーがいるだけで楽しい事でいっぱいでした。

最後はできないことが増えて手が掛かるようになってきたけど、かわいさは変わりませんでした。
ミニーは本当の幸せ教えてくれました。

あの世でミニーが出迎えてくれるなら、残りの人生を頑張って生きていこうと思います。

9年働いていた病院を4月で退職し、今月から働き始めました。ミニーも早く働きなさいと言っている気がして。
病院とは違う仕事で戸惑いばかりですが、“最期まで家にいたい”をどうすれば叶えられるのか学んでいこうと思います。