地球の皆さん、おはようございます。😃


シリーズ 怪盗ルパン 第6巻


『813の謎』ルブラン/原作


南 洋一郎/文を読みました。今までの


作品の中で一番、おどろおどろしい


ストーリーでした。逃げられない宿命、


自分以外は全てを排除する冷酷な殺人魔


の正体が、まさかの人物で。桁外れな


富を目にすると、誰もが狂ってしまう


のか。いや、もともとその人物に存在


していた人格の気がします。


よくある話で、「お酒を飲むと人が


変わる」「ハンドルを握ると人が


変わる」など、シチュエーションが


変わる事で表出されるのでは。


逆に、真犯人の様にか弱く善良に


見せてまんまと悲劇の当事者になり、


他人を騙す人もいる訳で。


他人を自分の偏見で決めつけるのは


危険だと思いました。


唯一ほっとする場面は、ルパンの乳母


ビクトワールと、父娘と名乗れない


ジュヌビエーブが障がい児の無料保育園を


運営している事です。全ての資金は


ルパンが出してくれています。


そして、真の可哀そうな被害者は


巨大な計画に巻き込まれたボープレ青年


です。人は出会う人でこんなにも運命が


翻弄されるのかと、まるで川を流れる


1枚の木の葉の様で、あっけなく


呑み込まれていくのが、気の毒でした。


やはり、【人の付き合いは腹六分】が


お互いの幸せかなと感じました。


知ってはいけない事も有るのでは。


タイトルの813は謎がストレート


過ぎて、天才達が解けずにいた所も


ウィットに富んでいます。


ルパンは色んな人間に変装するので、


解決出来たのだと思います。


【事実の解明は、偏見に囚われない】が


全般のテーマだったと感じました。


本日も最後まで読んで頂き、ありがとう


ございました。🤗それでは、また。🤗