地球の皆さん、おはようございます。😃


録画した『仕掛人 藤枝梅安』を


観ました。2023年が原作者、


池波正太郎先生の生誕100年を記念して


制作された3作品の第1弾です。


豊川悦司さんの鍼医、、藤枝梅安が


しなやかで艶っぽく、


まるで猫の様でした。原作を読んでいない


私でも理解出来る様になっていて、肝の


用語は解説が入っています。


【起こり】とは、仕掛けの第1依頼人


殺人の依頼人で支払い者です。


【蔓】(つる)とは、仲介役で仕掛人と


直接やり取りして殺人依頼と金銭の支払い


をします。依頼時に半額、成功したら


残り半額を支払います。仲介役は表向き


は、豪商やお役人などお金に不自由して


いない人物です。


そして決まりとして、仕掛人は起こり


が誰か聞いてはいけないし、殺害される


人は悪人で有る事が前提です。ところが


やはり仲介役が入り、大金の支払いが


有ると悪人どころか善人でも殺される


場合が出てきます。


梅安は生き別れの妹を仕掛け依頼で


殺めます。しかし、【善良ぶる小心者】


依頼人で有った妹の夫を殺します。


この主人はあろうことか、三年前にも


妹と結婚するために前妻の殺害を梅安に


実行させました。2度も同じ事をする


とは、真の悪人です。


梅安の相棒の彦さんは表向きは


爪楊枝職人でその前は強盗団に入って


いました。その強盗団に嫌気が指して


仕掛人に変わります。剣が出来ず、長屋


に居る彦さんは強盗団の前が不明でした。


梅安とお伊勢参りに行く際にばったり


再会した侍が因縁の敵でした。彦さんは


元々は農民で、妻と赤ん坊が居ましたが、


たまたま出くわした侍達に妻を凌辱


されて、妻子とも殺害されました。


きっと彦さんは、自分の人生を掛けて


その侍に復讐する為に生きて来たと


思いました。梅安も彦さんも、心を


捨てていない所が胸に響きます。


あの時代の暗闇が、目にとても落ち着く


のは、現在が明る過ぎるのかと。


人をおもんぱかる所も素敵で、恋仲でも


ない2人が、侍の石川が命を掛けて


お嬢さんを守る所もぶれていなくて。


時代劇の醍醐味です。石川役の


早乙女太一さんの殺陣が力強く、美しく


手練れの武士で痺れます。絶対にあの


2人は無事に落ち延びて欲しいです。


彦さん(片岡愛之助さん)が侍を


追いかける所で本編は終わります。


現代っぽいのは、エンドロールの後に


本編が続いていて、製作に携わった方々の


名前を見てもらいたい熱い想いが伝わり


ます。親切な映画製作作品だと、画面下に


(本編が続きます)と表示されますが


たまに無い時も。私はエンドロールを


観終えてから劇場の席を立つので


大丈夫ですが。人と人が触れ合うのは


言葉だけでなく、間合いが大切なんだと


教えてもらえた作品です。相手を想い


行動する、言葉に頼りすぎない。


本日も最後まで読んで頂き、ありがとう


ございました。🤗それでは、また。🤗