東日本大震災の後の4月第一日曜が当山の大祭でした。
当山の大祭は、寄付祭りです。
そのため地区や信者さんに寄付に伺います。
その時に言われた二人の言葉です。
1、『こんな時にお祭りなんかするの‼』
2、『こんな時だからこそお祭りをしてね‼』
1にも2にも様々な言い分考えがあると思います。
私の見解です
1は
悲しみの中、浮わつくのはいかがなものか?
2は
大震災の後、皆が暗くなっていたら復興の手助けもできない
皆さんはいかが思いますか?
1の方に故父が言った言葉があります。
『自分も(塩山成田山の)お不動さんに助けてもらったのに、こんな時にすがれないのはダメだ。今後一切何があってもあの家に行くな‼』
父の言葉は、なぜだと思いますか?
答は、1の方は『まつり』の本来の意味を知らず、理解しようともせずにただのイベントと思っていたからです。
『まつり』の本来意味は鎮魂や災いが無いことを神仏に祈ったり、感謝の意味なのです。
だから、当山でもそうですが『まつり』を行う人は大祭までの期間を含め精進潔斎するのです
『まつり』は、たんなるイベントではなく神仏を感謝し鎮め繁栄を願う事を目的としていることを忘れないでください