今日はかつら屋さんから電話があり、来月の『ヤマトタケル』の
前臣のかつら合わせの日取りを決めました。

段々と『ヤマトタケル』の関係とお稽古日が近づいてきました。

そんな日常ですが今日は先日に放送されて録画しておりました

大映映画『新源氏物語』を見ておりました。

主演の光の君は市川雷蔵さん 本当に輝くような光の君でした。
現在このような雰囲気を持った俳優さんは出て参りませんね。

歌舞伎での『源氏物語』の光る君を勤められた事のある團十郎さんでも
雷蔵さんとは少し雰囲気が違うでしょうか?

お父様の十二代目團十郎さんも勤められておられますが、
お祖父さまの十一代目團十郎さんは歌舞伎座の『源氏物語』で一世を風靡されたとか・・・。
残念ながら私は十一代目さんの光の君は存じ上げません

玉三郎さんや梅玉さんも何回か光の君を勤められておられますね。

雷蔵さんは歌舞伎の雰囲気をお持ちながらまた別の
映画の中の光る君でした。

ただ膨大な源氏物語のお話が1時間40分の映画ですから
どうも端折り気味になってしまいます。

ですが、大事なエピソード部分は生かされておりました。

女優陣も寿美花代さん 若尾文子さんがとても綺麗ですし
中村玉緒さん 長谷川稀世さん 水谷八重子さん 等々がとても若い(笑)

 

余談ですが、女優の皆さんの白衣の胸のあき方と緋の袴の着付け方

その上の十二単の着方が実に艶っぽく平安時代の世俗を表している装束様でした。

 

今のテレビ時代ではお目にかかれませんね。
午後のひと時、雅な世界に触れた時間でした。