今日は『流れ白浪燦星(ルパン三世)』は休演日でした。
1日何もせずに、テレビ三昧の時を過ごしておりました(笑)


来年2・3月新橋演舞場、5月名古屋御園座、6月大阪松竹座で上演される『ヤマトタケル』
私は来年1月はお休みですが上半期は『ヤマトタケル』一色ですね(笑)

初演は1986年(昭和61年)ですからもう37年の年月を経ております。

主演も猿翁旦那から右團次さん、段治郎(現喜田村禄郎)さん、猿之助さん、と続き
今回は新たに隼人さん 團子さんの新しいキャスティングで上演されます。

特別の若手公演では当時信二郎さん、隼人さんのお父様、

今の錦之助さんの『ヤマトタケル』もございました。


この『ヤマトタケル』の初演時の時に初めて知った色んな事がありました。
以前にも書いた事がございますので、重複はご容赦ください。

まず、童謡の「浦島太郎」に出て来る乙姫様は、走水で神の怒りを抑えるために
自ら生贄となった弟橘姫の事を差しているのだと云う説。
それまでは海の中のお姫様と云う印象しかありませんでした。

また東海道にある焼津市の焼津はヤマトタケルが相模の国の蝦夷に火攻めに会い
その火に対抗して自らも火をつけて蝦夷の火を滅ぼしたところとして焼津。

ヤマトタケルが走水から房総半島に渡り弟橘姫を思いその土地を
去り難たかったところから君去らず(木更津)の地名。
弟橘姫の袖が流れ着いたところか袖ヶ浜。

後日、千葉の地元を訪れた時には目から鱗でした(笑)


大阪堺にもヤマトタケルの白鳥伝説の町 鳳、近くには羽曳野市などの地名・・・。

まだまだたくさんあります。

年代的には定かではありませんが2000年以上も前の出来事の名称が
現在も使用されている事に驚かされます。

これはロマンですね(笑)

『ヤマトタケル』が上演されるたびに新しい発見があるので、
来年もまた何かがあるかも知れないと今から期待しております。