今回の旅の一番の目的は、あまちゃんの地を巡る事でしたが、
それと同時に「三陸鉄道」に乗ると云うのも大きな目的でした。
それも、一度ではつまらない、乗りまくろうと(笑)

結果的には、計5度の乗車になりました。
まずは、それぞれの区間と乗った車両を。

3日 
宮古→久慈

レトロな車両で、車内もシックでした。


久慈→田野畑


この旅では唯一、三色カラーで一両編成のイメージ通りの三鉄です。

団体さんがおられたので、途中までは結構混んでました。

 

4日
田野畑→陸中野田


陸中野田→普代

この時は、二両編成でした。

うしろには団体さんが乗っておられた模様。


田野畑→宮古

前から見たら三鉄カラーでしたが、車体にはかいけつゾロリ(笑)

お!三鉄カラーリング・・・っと違った~とズッコケました。


これは別のタイミングですれ違ったかいけつゾロリ冒険号です。


出来ましたら、もっとたくさん乗りたかったところですが、

乗るだけではなく観光もしたいですし、そもそも本数的に・・・でしたので、

二日間でこれが精一杯。
ゆるゆる旅ですしね。



今回、ある企画切符を使いました。
が、この切符ほとんど宣伝されておりません。
ブログでも使ったと云う人がほぼ見つかりません
・・・なんで?

もしかしたら、知る人ぞ知るって感じで、あまり宣伝すると廃止されてしまうから、
ブログで書かん方がええんちゃう?と邪推してしまうくらい(笑)
つまりはお得に乗らせて頂きました。2日間のフリー切符で。


さておき、一部の区間は2往復してしまうくらい楽しんだ車窓ですが・・・
三陸鉄道北リアス線は ほぼ山中を走ります。

トンネルも多いです。

トンネルの中は圏外も多く。


海が見える様な区間は久慈近くのほんのわずか。
海の近くでも、防潮堤が・・・と云う区間も多いです。

これは、事前に見ました何本かの番組でも確認しておりましたが、

実際に乗りますと 本当に山中の区間が多かったと云うのが印象です。

これは短いトンネルですが、長いトンネルもたくさん

山中だからつまらないと云う訳ではなく、結構楽しく過ごしておりました。

宮古駅の観光案内所で頂いたこの路線図は、最初の宮古→久慈間で大変活用しました。
これを見ながらでしたので、一番長い区間乗りましたが、アッと云う間でした。

 

駅ごとに結構ちょっとした見どころも多かったです。


沿線一番の見どころはやはりここでしょう。

夏バッパが大漁旗を振っていたところの海岸、

この列車が走っているのが大沢橋梁ですが、その橋を列車からは撮れません

 

その渡っている橋から見る自動車優先道路の堀内大橋



その次の安家川橋梁海側と

山側

さすがに見どころだけあって、一時停車してくれたり、徐行してくれたりしまして、
ゆっくりと写真を撮る時間をもうけて下さると云う事でしたが・・・・
4回行き来しまして、1回だけなぜかスッと通過。


私たちは先に見ておりましたし、まだ翌日にも機会があるのが分かっておりましたが、
乗り合わせた団体ツアーの方は「あれ??」って感じでした。特に添乗員さんが。


もう一つ、個人的に楽しみにしておりましたのが、堀内(ほりない)駅

ここは、あまちゃんの中で「袖ヶ浜駅」として使われておりました。何度も。

最初、ここで一度降りる行程も検討されておりました。
降りて、少し離れた所でランチ、そして先ほど載せました赤い橋、

そちら側から、三陸鉄道の線路を見るという計画。
この「少し離れた」と云うのが、私にはネックでしたのと、ほかの観光との兼ね合いで
結局降りる事はできませんでした。

出来ませんでしたが、この駅で「4分間停車する」という列車には乗りました。
もちろん、停車時間が分かっていて、狙って乗った訳なのですが・・・

駅到着少し前から雨がぽつぽつ
あらら~と思っておりましたら、駅に着いた途端に土砂降り。
もう本当にバケツをひっくり返したと云う表現が正しいくらいの 土砂降り。

私の心は折れました。
気持ち的にホームにも降りられませんでした。

家人が決死の覚悟(笑)で降りましたが、屋根のある所で撮影するのが精一杯。

屋根のないところとの地面の濡れ方が違いますね。

辛うじて ホームから海側。

 

たぶんドラマの最終回近くの中ではこのあたりで アキちゃんがウニを取っている設定・・・で

ユイちゃんが列車から手を振っていた設定・・・かな?

それでもだいぶ遠いですが。


残念ながら楽しみにしておりました、堀内駅での記念撮影は 

雨に流されてしまいました。

この雨、本当にピンポイントでこのあたりだけを狙うかのように降っておりまして、
降ったりやんだり、そのまま北山崎まで降るな降るなと願いながらの旅でしたが、
しっかりと 北山崎の展望台のあたりでもう一雨の土砂降りにあってしまいました。

当日も書きましたが、普代駅からバスで北山崎に。
北山崎からは 田野畑村の乗り合いタクシーを予約しておりましたが、
その間の観光はほぼ雨で雨宿りと云う感じでした。

小降りのタイミングで、この先の展望台に。近いのに遠い・・・


本当はもっとゆっくりと 北山崎の風景を見たかったのですけど。残念でした。


合計5回乗り降りいたしまして、その中で3回使いましたのが 田野畑駅。
あまちゃんではユイちゃんの住んで居た畑野駅でした。


ここを起点にしましたのは、確実に荷物を預ける事が出来ると分かっていたから。

このような旅では、やはり荷物がネックになります。
宮古駅と久慈駅、それ以外に荷物を預けて観光の起点にできる所と云うので、
田野畑駅を選びました。

コインロッカーではなく、売店で預けます(笑)ちなみに1つ100円でした。

ちょうど大きなホテルも近くにありましたので、3泊目はそちらに宿泊。
もう1~2カ所料理旅館の候補もあったそうですが、前の日に小さめの料理旅館だったので
この日は大浴場のある大きなホテルにしたよ~と。
いろいろ考えてプランを立ててくれたみたいです。

このホテル、というか旅館?
本当に「正しい昭和の旅館」と云う感じでした。 そうそうこれこれ!と、
誰もが納得する昭和(笑)


和室の奥には障子越しに 座れる空間。冷蔵庫。さすがに洗面台はありませんでしたが(笑)
広縁(ひろえん)と云うのだそうですね、調べました。

大浴場には、ロッカーではなく籠。
ご飯を食べて帰って来ると、布団が敷かれております。

懐かしいタイプの旅館でした。

もちろん、形式が昭和なだけで、古いとかそう云う訳ではありませんよ。



食事もアワビがついていたりしましたが、とても食べきれる量ではありませんでした。


アワビ、いない と思ったら蓋にくっついてました。

さすがに、最後の田野畑→宮古は 途中寝てしまいましたが、十分すぎるほど
楽しませて貰った 三陸鉄道北リアス線でした。


今度は、宮古から南方向にも乗ってみたいですね。