今日は日曜日、歌舞伎座『八月納涼歌舞伎』も2日目です。
日曜日と云う事もあって今日も大勢のご観劇のお客様でした。

ご覧のお客様も初日はまだ「新・水滸伝」がどのような内容かもわからず、
お芝居が進んで行くのを半信半疑で見ておられますが、どう云う訳か
2日目には初日の評価も合わさりまして期待度が凄く増すのが2日目なのです。

「ワンピース」の時もそうでしたが、初日の期待度と熱気と満足度が
2日目にご覧いただくお客様にはもう伝わっていると云うお芝居の不思議さ(笑)

そう云った意味で「新・水滸伝」はあたりそうな気配が致します。


梁山泊の悪党どもは、歌舞伎の中堅、若手を表しているような感じで
その中に寿猿さんや私のようなロートルも混じっております(笑)

江戸時代から明治、そして大正、昭和と時代を変え、また現在、
平成から令和となり現在の歌舞伎はまた転換期を迎えております。

ご覧になられる人が変わり、演じる役者が変わるその中で生き続ける歌舞伎
「新・水滸伝」はそのような時代を表している物語なのかも知れません

今の歌舞伎と「新・水滸伝」の登場人物と台詞を
重ねてご覧になられるのも一興かもしれませんね。