今日は歌舞伎座『七月大歌舞伎』の休演日でした。
家人は仕事ですが、私はお休みと云う事もあってどこかへ行こうかとも
考えたのですが東京の今日は気温35℃越えの猛暑日予想。
あまりの恐ろしさにうちから出るのをやめました(笑)
朝から洗濯三昧でシーツやタオルケットなどがベランダに
所せましとひしめいておりました。
そして1日中テレビ三昧。午後からは大相撲のテレビ観戦でした。
こんな休日もある意味贅沢ですね(笑)
さて「菊宴月白浪」も初日から1週間、少しだけ「仮名手本忠臣蔵」の
パロディーの種明かしをさせて頂きましょうか?
おそらくどなたでもお気づきになる簡単なところから。
気にされる方は 以降お気を付けください。
1幕での口上人形につづいての大序、2場は四段目判官切腹、
3場の討ち入りのパロディーは前にも書かせて頂きましたね。
2幕の2場は猿弥さんの仏権兵衛と男寅さんの浮橋の兄妹の
やりとりや立ち回りは七段目の平右衛門とお軽の場面を捩っております。
またその後に登場する壱太郎さんのお軽と猿弥さんの台詞は、
同じく七段目の由良之助とお軽の台詞をパロディーにしておりますね(笑)
4場の両国柳橋の場面では五段目に登場するイノシシは角兵衛獅子に置き換え
定九郎とすれ違った途端、ズドーンと云う鉄砲・・・ならぬ打ち上げ花火が上がります。
これまともに五段目のパロディーですね(笑)
江戸時代この花火はどの様にして表現していたのかは今ではわかりませんが
2幕の幕切れは華やかな場面で終わります。
まだまだパロデイーは続きますがみな様はどこまでお分かりでしたでしょうか?