『菊宴月白浪』は久々の通し狂言です、序幕、2幕、3幕と全部で休憩を入れて約4時間。
お話は予備知識なしにご覧になられても、よくわかるお芝居だと思います。

イヤホンガイドでもサポートをしておりますが、各場面が『仮名手本忠臣蔵』の

パロディーになっておりますので、その元の場面をご存じだとより一層面白いかと存じます。

幕開きはもちろん大序のパロディーで2場が四段目塩冶判官切腹のパロディー
3場が討ち入りのパロディーで1幕全体がパロディー形式でお話が進んで参ります。

原作は四代目鶴屋南北ですがよくいろんなパロディーを随所に組み込みながら
お話が進んで行くものだと感心致します。

場面ごとは先にも申しました大きなパロディーですが台詞や動き、また立ち回りの中にも
『仮名手本忠臣蔵』のそのままの台詞なども出て参ります。

登場人物にも捩った名前の人がたくさん登場しますが、
さあ、みなさまはどれだけのパロディーがお分かりでしょうか?(笑)

千穐楽が近くなりましたら、私の方からもいくつか紹介したいと思います。

これからご観劇の方は、いくつわかるか数えながらご覧になられても

面白いと思いますよ。