2月も今日で終わり、なんだか春が来たような東京の今日の気温でした。

先日来コメント欄ではみな様から「猿三郎さん 元気になった」とか、
「ブログの内容が気持ちが前向きになった」などとのお言葉を頂いております。
2週間ほど前の私はよほど落ち込んでいたブログを書いていたのですね。ご心配をおかけしました。

たしかに博多座の千穐楽を迎えられなかったのは後悔しておりますが、
今は足の痛みもだいぶ和らぎ、うちの中では杖をどこへ置いたか?

はっと気がついたら、杖を持たずに歩いていて、急いで探す始末。
ふとした時には、置き忘れるくらいにまで動けるようになりました。

もっとも完治したわけではありませんから、何かの拍子に痛みが襲う事はあります。
出来るだけ炎症を起こさない様に気を付けております。

ですがここ3日間、調子に乗って外出を続けてしまいました。
少し無理して外を歩きますと、膝に熱を持ったりしてしまいます。

帰宅後には急いで冷やしたりはしておりました。
そこで、今日は一切、表には出ずうちの中だけで過ごしておりました。


またこんな時に限って平日のテレビも面白くない!(笑)
ですから今日は漫画を読んでおりました。

今日読んでいたのは昔懐かしい『スーパー99』と云う潜水艦の漫画。
以前、通販で売っていたので思わずポチ!・・・と(笑)

これの作者は先日亡くなられた松本零士さん
1964年当時の月刊誌「冒険王」の作品ですから私がまだ小学6年生の頃、
『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』よりはるかに前の作品です。

閉所恐怖症の私なので絶対潜水艦には乗れないのですがなぜか
潜水艦の漫画が大好きなのです(笑)

映画も好きです。


実は以前、右團次(当時右近)さんの巡業公演の途中で北陸か山陰を移動中、
特急列車のグリーンで松本零士さんとお会いした事がありました。

私と右團次さんが並び席でその後ろに松本零士さんが座っておられました。
どこの駅だったか忘れましたが私たちが乗り込んだ時にはもうすでに
座っておられました。

私はお顔を知っているので、思わず「アッ?」と小さな声を上げ
軽く会釈をしただけでしたが、松本さんも自分の事を知ってるのだな?
みたいな表情でした。

そのあと右團次さんに小さな声で「漫画家の松本零士さんですよ。」と教えましたら
「え、そうなの?」と・・・。 そのお声も聞こえていたのではないでしょうか?

本当はお声をかけてサインなど頂きたい気持ちでしたが、プライベートな時に
そうされてはお互いご迷惑だと思い控えました(笑)

その後は話題にも出さず私たちは目的地で下車しましたが、
松本さんはまだ乗っておられました。

先日、お亡くなりになられたニュースを見た時 知り合いではありませんが
いくばくかのご縁を振り返りご冥福をお祈り致しました。

袖触れ合うも多少の縁、

旅先の小さな思い出ですが巡業公演ならではの幸せなひと時でした。